満足への果てしない旅
2019/10/24
仕事サクサのビジネスフォン PLATIAシリーズを利用して、任意の音声データを利用する時の注意点。
山口建設では、サクサのビジネスフォン PLATIAシリーズを利用しています。
実は、特定時間における受電は応答メッセージによる対応が出来ないか検討を進めています。
その際、応答メッセージに、録音した音声データを登録できるようになっています。
この登録方法が非常に曖昧で、登録まで苦心しましたのでご紹介いたします。
wavファイルらしい…
WEB設定画面の取扱説明書はこちら(PDF)のP66あるのですが、ファイルについての記載はなく、形式などは一切不明。
唯一、ファイル選択ダイアログにおいて、wavファイルを利用していると読み取れます。
Windowsのサウンドレコーダーがwavファイルに録音出来るはず…と思ったら、Windos10からボイスレコーダーとなり、録音形式もm4aファイルに変更されてしまっていました。
Online Audio Converterでm4aをwavファイルに変換しアップロードしてみるもPLATIA側から拒否られてしまいました。
wavファイルの形式?
サクサのサポートに確認した所、下記の形式のwavファイルである必要があるとのことでした。
- G711
- μ-LAW 64kバイト
- ファイルサイズは最大2.4Mバイト
- ファイル名は半角英数記号のみ
これらでいくつかのツールを用いて作成してみたのですが、PLATIA側から拒否られてしまいました。
Audacity!
サポートとやりとりを重ね、埒が明かないので詳しい方とお話しをということで、何のソフトで録音すればいいのか聞いていた所、公式な回答ではないものの、技術チームはAudacityを利用していることが多いようですよ、とのこと。
ファイルをWAVで書き出し、下記で実施することで無事に録音することが出来ました。
ファイルの種類 | その他の非圧縮ファイル |
ヘッダ | WAV (Microsoft) |
エンコーディング | U-Law |
サポートから提示された音声ファイルの仕様はなんだったんだろうか…。
2019年11月1日 追記
ファイル書き出し時のみではなく、ファイル作成時点で下記の対応が必要であったことも判明しました。
先日投稿したファイル形式のみでは、アップロードができるものの、無音になる状況でした。
- トラックの設定
- モノラル、8000Hz、32bit 浮動小数点
- プロジェクトのサンプリング周波数
- 8000
まとめ
- サクサ PLATIAシリーズの応答音声ファイルはWAVファイル
- Audacityという録音ツールを利用する
- トラックの設定:モノラル、8000Hz、32bit 浮動小数点
- プロジェクトのサンプリング周波数:8000
- 書き出し時にはその他の非圧縮ファイルで、ヘッダはWAV (Microsoft)、エンコーディングはU-Lawとする
近日、営業時間外での固定電話による受電は応答メッセージによるものとさせていただく予定です。
ご面倒をおかけすることもあるかもしれませんが、よろしくお願いします。