満足への果てしない旅
2023/07/13
IT 仕事saxa社のビジネスフォンPLATIAにおいて、応答用のメッセージを録音・設定する方法
山口建設ではsaxa社のPLATIAと呼ばれるビジネスフォンを利用しています。
現状、営業時間(日祝除く9時~18時)以外は、応答専用でメッセージが流れ電話が繋がらなくなっています。
従業員からの提案もあり、営業日のお昼(12時~13時)については応答録音としてメッセージの録音として対応させていただくこととしました。
2023年7月12日よりお昼休憩の時間における応答録音対応とさせていただいております。
お手数をおかけするかもしれませんが、ご了承いただければ幸いです。
前回「サクサのビジネスフォン PLATIAシリーズを利用して、任意の音声データを利用する時の注意点。」という記事を書きましたが、執筆したのは2019年!
Windowsも11になり、多少手順が異なるところがあったので、メモ代わりに記載しておきたいと思います。
大きな流れ
大きな流れとして下記の作業となります。
- Windows11標準のサウンドレコーダーで録音
- 周波数を変更
- Audacityで対象のWAVファイルとして書き出し
- PLATIAにアップロード
Windows11標準のサウンドレコーダーで録音
Windows11では標準で「サウンドレコーダー」が実装されています。
Windowsマーククリックから「アプリ、設定、ドキュメントの検索」にサウンドレコーダーと入力してサウンドレコーダーを起動出来ます。
起動後、右上のハンバーガーマークから設定を変更し、レコーディング形式を「WAV(ロスレス)」として対象の応答用のメッセージを録音しましょう。
PLATIAとしての音声ファイルの制限は長さ5分程度、サイズは2.4Mbyte程度らしいので長すぎる場合は注意しましょう。
周波数を変更
この状態では、録音された周波数が48000khzとなってしまっているため、PLATIAのファイル仕様である8000khzと異なっています。
後述するAudacityで変更はできると思うのですが、適切に処理ができなかったので、私はオンライオーディオコンバーターを利用して周波数を8000khzに変更しました。
Audacityで対象のWAVファイルとして書き出し
Audacityというフリーのサウンド編集ソフトを利用して必要なファイル形式でエクスポートしていきます。
サポートによると、下記が好ましいファイル形式らしいですがAudacity側で設定項目がないのもあるのでとりあえず、U-law、WAVとして書き出します。
- 圧伸アルゴリズム
- G711
- 圧伸ビットレート
- U-Law 64kbps
- サンプリング周波数
- 8000Khz
- ファイル形式
- WAV
操作としては、下記となります。
- 「ファイル」→「インポート」→「オーディオをインポート」で先程録音したファイルをインポートする。
- 「ファイル」→「エクスポート」→「WAVとしてエクスポート」から下記でエクスポート
- ファイル名 :任意
- ファイルの種類 :WAV(Microsoft)
- エンコーディング :U-Law
PLATIAにアップロード
PLATIAにログインし、「ユーザーガイダンス転送」→「新規登録」→各種入力→「登録」から対象のWAVファイルを登録します。
- ガイダンス名(漢字名称) :全半角任意文字列
- ガイダンス名(カナ名称) :半角任意文字列
となるので注意しましょう。
ファイル形式や、ファイル名などに誤りがあるとこの時点でアップロード出来ない場合があります。
また、アップロードが出来たとしても、実際にトーキーとして流した時に無音や、音調が崩れるなどがあるので注意が必要です。
Audacityが旧バージョン(ver2.*?)であれば8000Khzに変換も出来たっぽいのですが、最新バージョンだと周波数の変更をすると音が間延びした形になり諦めました。
また、Audacityでそもそも8000Khzに設定した状態で録音すれば一工程少なかったと思うのですが、途中で気づいて後の祭りでした…。
とりあえず、これで音声ファイルを作成し、設定することが出来ました。
以上、備忘録でした。