お客様を呼びたくなるようなキッチンにしたいけど、リフォームって高いし…と躊躇されているアナタ。リフォーム補助金制度をご存知でしょうか。

現在、国で実施されている最大60万円が手に入る、夢の補助金制度『こどもエコすまい支援事業』は予算が枯渇寸前。そんな中、なんと予算が増額されました！

お得にリフォームができる大チャンスですが、今多くのリフォーム会社で申請が殺到している状況。

果たして今リフォームして間に合うのか？賢くお得にリフォームするにはどうすれば良いのか、リフォームのプロが分かりやすく解説いたします。

• 0:00 動画の概要
• 0:33 補助金制度の概要
• 6:55 予算の進捗状況
• 8:40 動画のまとめ
• 10:41 山口建設のご紹介

2023年8月から9月にかけて、大きな動きになりそうなのが国のリフォーム補助金制度「こどもエコすまい支援事業」です。

なんと予算が増額されました。それに伴い、補助金を利用してリフォームを考えている方や、「こどもエコすまい支援事業」の予算満了時期が知りたい方にぜひ見ていただければと思います。

まず、制度の概要からお伝えします。細かいところは他の動画でもお伝えしているので、概要だけざっくりとお話しさせていただくと、国が住宅省エネ2023キャンペーンと銘打って、キャンペーンを始めました。

こどもエコすまい支援事業は1,500億円の予算、窓関係であれば、先進的窓リノベ事業ということで、経産省環境省から1,000億円の予算がつきました。

給湯省エネルギーについては、経産省から300億円の予算をつけて、住宅を省エネしてより良い建物に住むことを推奨する2023キャンペーンがあります。

今回は、こどもエコ住まい支援事業に関して、元々1,500億円という予算でしたが、約209億円増額されまして、1,709億3500万円となりました。

国交省も予算増額についてプレスリリースを出しているので、そのまま読ませていただくと、「2050年カーボンニュートラルの実現に向けて住宅の省エネ化を支援する「こどもエコすまい支援事業」について、現在の執行状況を踏まえ、令和４年度補正予算の1500億円に加え、令和５年度当初予算の既定経費の活用により209億3500万円を増額し、予算総額を1709億3500万円とします。」

予算に関する話の前に、こどもエコすまい支援事業に関して、どんな補助事業なのかピンと来ない方に向けておさらいをしたいと思います。

補助金額について、リフォームの場合は、最低5万から最大60万。一方、新築の場合は条件がありますが、子育て世帯もしくは若者夫婦世帯が取得する場合に限り、100万円の補助金が対象となります。

具体的にどのようなリフォームが対象になるのかというと、窓・玄関のリフォーム、外壁・屋根・天井また床の断熱工事、トイレ・浴槽・給湯器・水栓などのエコ住宅設備の設置、負担軽減・防犯・騒音、キッチン対面かどうかの子育て対応改修、ガラス交換・外窓交換などの防災性向上改修、手すり・段差解消・廊下幅等のバリアフリー改修、高機能エアコンの設置、リフォーム瑕疵保険の加入など、こういったものの対象の工事に対して、最低5万～最大60万がリフォームとして補助金がもらえる制度になっています。

子育て世帯または若者夫婦世帯で、既存住宅を購入した上でリフォームを行えば最大60万円。子育て世帯または若者夫婦世帯において、所有されている物件の場合は45万、子育て世帯また若者夫婦世帯以外の世帯は、安心R住宅という制度がありますが、その建物をリフォームすれば45万、それ以外の場合は上限30万円の補助額となります。

基本的には5万円以上の申請でないと、補助金支給の対象にはなりません。

※例外として、経済産業省および環境省が実施する「先進的窓リノベ事業」または、経済産業省が実施する「給湯省エネ事業」において交付決定を受けている場合は、こどもエコすまい支援事業において申請する補助額の合計が２万円以上であれば補助対象となります。

そもそも子育て世帯・若者夫婦世帯の定義ですが、子育て世帯は申請時において、お子様18歳未満を有する世帯であって、若者夫婦は申請時点において39歳以下である夫婦が対象となります。

私はもう42歳なので若者から外れちゃいまして、とても残念です…（笑）

では切り替えて、主なスケジュールに進みます。

2023年11月30日までに予約をして、2023年12月31までに工事が完了した時点で交付申請するという話ですが、予算満了になれば終了してしまいます。

予約申請があり、工事の一部でも着手をしていれば、予約申請が可能です。例えば、内窓設置・キッチン交換など、こどもエコすまい支援事業の対象となるリフォームに関して、100％のうち10％など少しでも着手していれば、先に予約申請ができます。

原則としては全ての工事が終わってからの申請となりますが、今の予算状況を加味すると早めに工事を着手して予約の申請を実施しないと間に合いません。

※ただし、予約に関して予算枠の確保は3ヶ月間となりますので、3ヶ月以内に工事を終了させ、必要書類も揃える必要があります。

これからリフォームをお考えの方はかなり厳しいかもしれませんが、お盆休みも挟んでくるので、早めに現調してもらい、見積もり出してもらい、選定して、契約して、リフォーム会社と色々調整をしていただいてから工事が始めていただければと思います。

リフォーム会社が申請を行うため、早めに予約をする必要がありますので、リフォーム会社と話していただいて、工事の一部さえ実施していれば、こどもエコすまい支援事業の予約ができるので、それが可能かどうかリフォーム会社と是非相談してみてください。

では、予算の進捗状況を改めて見てみたいと思います。

先ほどお伝えしたように、約209億円増額されました。

増額される前は青色のグラフ、増額された以降の値はオレンジ色で書かれています。

元々、増額される前は9月頃に予算が満了する見込みでした。それが今回予算が増額されたことによって、2023年8月4日時点の傾きで考えていくと、9月下旬に予算満了になるのではないかという見込みになってきます。

去年に実施された国のリフォーム補助金制度でも駆け込み需要がとても多かったです。

私の推測では、駆け込み需要と、お盆休みの1週間の停滞時期、これらを加味すると、だいたい9月上旬には終わるのではないかと思っています。

繰り返しとなりますが、工事の一部着手することで予約申請も可能になります。今何もしていない方は急がなきゃダメです。

工事が終わってからの申請だと予算満了になってしまう可能性もあるので、今話を進めている工事に関して、予約申請が可能か、リフォーム会社とご相談していただければと思います。

今回のまとめになりますが、こどもエコすまい支援事業は予算が増額されました。元々1,500億円の予算でしたが、2023年7月28日に約209億円が増額されました。

その発表がされてから、ホームページ上の予算に対する補助金申請額の割合は、82%から72%へと低減されています。

そして予算満了の見込み時期は、単純にホームページの進捗だけで判断すると9月下旬に延伸されました。

ただ、駆け込み需要などを考慮すると、9月上旬には予算満了を迎え、終了になるかと思います。

去年も国のリフォーム補助金に関して、同じような状態が発生しました。補助金がもらえることを前提に工事を進め、工事が終わったら申請しましょうというタイミングで予算が満了になってしまい、補助金がもらえないという事態が多発しました。

現在、弊社の場合はこどもエコすまい支援事業の補助金申請に関して、約40件程度お客様とお話をさせていただいており、予約申請なども進めております。

繰り返しとなりますが、工事に着手した時点で予約申請は可能となります。

これらの状況を踏まえると、2023年8月下旬～9月上旬ぐらいには終わる可能性が高いので、ぬか喜びせず、後悔しないリフォームを目指すために、リフォーム会社とよく話していただき、状況を踏まえて進めていただければと思います。

以上、今回はこどもエコすまい支援事業の予算について、予算の増額と予算の満了時期についてお話させていただきました。

最後までご覧いただき、ありがとうございます！