リフォーム通信
2021/11/18
リフォーム商品紹介 リフォームお役立ち情報【クリナップ】キッチンのシンク・排水口周りはどうなっているのか?お手入れで気になる箇所を徹底検証!カタログでは分かりづらい実機を用いて機種ごとを比較してみましょう。
動画
キッチンを色々と調べると、形やデザイン、便利な機能など、様々な情報が溢れていると思います。
しかし、何気に情報がないのが、シンクの排水口周りがどうなっているのか、というと実機を見ないと確認できない事が多いのも事実です。
排水口周りの、臭気止めである嫌な匂いがあがってこないようにするトラップの構造とともに、どのような構成になっているかをしっかりとご説明します。 キッチンをご検討されている方は必見です。
動画 目次
▼概要
▼流レールシンクについて
- 0:35 流レールシンク
- 1:00 流レールシンクの吐水によるシンク全体の流水
- 1:20 セラミックコーティング
- 1:55 油性マジックを用いたセラミックコーティングの洗浄比較試験
- 2:45 流レールシンクの排水口周り
- 3:34 キッチンにおける臭気止め
- 4:20 流レールシンクの排水口周りを構成する部材
- 4:51 流レールシンクの流水による効果
- 5:54 流レールシンクの水切り用網カゴの活用
- 6:35 流レールシンク(人工大理石)
- 7:05 流レールシンク(人工大理石)の排水口周りを構成する部材
- 7:58 流レールシンク(人工大理石)の特徴
▼ステンレスシンクについて
- 8:19 ステンレスシンク
- 8:40 ステンレスシンクの特徴
- 9:27 ステンレスシンクの排水口周りを構成する部材
- 9:42 ステンレスシンクにおける臭気止め
- 10:01 ステンレスシンクの排水口周りを構成する部材の材質
▼静音シンクについて
▼終わりに
動画 内容説明
今回は、クリナップの練馬ショールームにお伺いさせてもらっています。
クリナップのマスコットキャラクタークリ夫(くりお)くんと、櫻井さんと一緒にキッチンの排水口周りについて、お話ができればと思います。
それでは早速、クリ夫くんと場所を移動して見ていきましょう。
まずは「流レールシンク」です。
※このシンクは中高級クラスのキッチンにて採用可能です。
その名称の通り、水が非常に流れやすいのが特徴で、排水口の話をする前に、簡単にシンクについて話できればと思います。
「流レールシンク」は吐水することにより、シンク全体が流れていきます。
例えばシンク内に野菜の切りくずなどがあった場合も、吐水するだけで排水口に流れていきます。
またステンレスがエンボス加工で、セラミックコーティングされています。
普通のステンレスとどのように違うのか、実際に油性ペンを用いて見てみましょう。
一般的なステンレスと、セラミックコーティングしたステンレスに同じように油性ペンで丸を書きました。
市販のメラミンスポンジでサッとこするだけで、セラミックコーティングされているステンレスは、スルッと落ちましたが、普通のステンレスの場合はきちんと落とすのに何度もこする必要があります。
では、排水口周りがどうなっているのか見てみたいと思いますが、構成されている部材として、まずフタは表面がステンレス製で、裏はプラスチックになっています。
2つ目が網カゴでステンレス製の継ぎ目の無い一枚絞りとなっています。
ステンレス製なので汚れがつきづらく、落ちやすいのが特徴で、継ぎ目がないためサッとひと拭きでお掃除ができます。
また、ゴミ溜まりができないので衛生的に良く、ニオイが発生しづらいです。
3つ目が排水目皿で同じくステンレス製となっています。
他社メーカーでは排水管で臭気止めを行っているものもありますが、クリナップの場合は臭気止めは排水口の中で行っています。
プラスチック製パイプ部材により封水され、ニオイが上がってこなくなっています。
従って、シンクの排水口周りの部材は、フタ、網、目皿、トラップの4つの構成となっており、排水口のお掃除は手が届く範囲で行えます。また、シンク内においても部材の継ぎ目がないので、非常にお手入れが簡単です。
「流レールシンク」は継ぎ目がないので、排水口の縁にもゴミがくっつきづらく、ニオイの原因を抑えることができます。
他社メーカーの場合、1枚の部材になっているって謳っている所もありますが、クリナップの場合は水の勢いによって、汚れがつきづらく、落としやすいのが特徴かなと思います。
クリナップの場合、オプション品(クリンコーナー)があり、そこに生ゴミや野菜の切くずなどを入れることが可能で、蛇口を動かすと生ゴミなどにダイレクトに吐水できるので、汚れた水をそのまま排水口に流すことができます。
※クリンコーナーは「流レールシンク」の排水口にジャストフィットで、美コート仕様のため汚れに強いです。
続いて、同じ「流レールシンク」ですが、ステンレス製とは別に人工大理石バージョンもあります。
まずフタの表面は人工大理石で裏面はプラスチックになっています。
ここからは同じで、一番搾りのステンレス製の網カゴ、排水口を閉じている目皿、臭気止めを行っているプラスチックの部材の構成となっています。
先ほどの「流レールシンク」のステンレス製と同じく、手の届く範囲で排水口が掃除しやすくなっています。
人工大理石も同じく、1枚絞りになっているのでステンレス製と同じく掃除は簡単にできます。
次は、比較的お求めやすい価格のラクエラのキッチンで、標準的に採用されている「ステンレスシンク」をご紹介します。
シンク自体の特色としては、排水口の位置が中央になります。
先程の「流レールシンク」は端の方にあって、水の勢いで流れる特徴がありましたが、「ステンレスシンク」の場合は吐水によって、シンク全体が流れる構造にはなっていません。
今見ていただいているのは一般的なステンレスですが、これをエンボス加工+セラミックコーティングされたステンレスに変更することも可能です。
構造に関しては、コーティング有り・無し関係なく同じで、プラスチック製のフタ、網があります。
臭気止めは「流レールシンク」と同じく排水口周りで行っており、ワントラップと封水によってニオイが上がってこない仕組みになっています。
手の届く範囲で掃除が可能で、シンクはステンレス製ですが、部材や構成されている箇所はプラスチック製となっています。
ステンレスシンクの特徴は『静音シンク』で、音が静かです。
では『静音シンク』がどんなものなのか実際に見ていきましょう。
対比のために、まずは一昔前の旧来キッチンにゴルフボールを落としてみます。
音が響くので、水を流したりすると水の振動も反響してうるさく感じます。
一方、ステンレスシンクでは標準搭載となっている『静音シンク』で、同じ高さからゴルフボールを落としてみます。
先程と比べると音の反響が変わり、『静音シンク』の方が小さな音に感じると思います。このようにお求めやすいキッチンのシンクでも必要最低限の機能や工夫はされています。
また「流レールシンク」だと、さらに音が静かです。
本日は、キッチンのシンク、特に排水口周りの特色についてお話しました。
先程ご紹介したキッチン以外にも「セントロ」という至高のキッチンもあります。
このキッチンではクラフツマンデッキシンクという職人が一つ一つ丁寧に手作りをしているシンクもありますが、中高級のキッチンでは「流レールシンク」が採用されています。
クリナップの場合は「流レールシンク(ステンレス製または人工大理石)」かそうではないか、あとは一般的なステンレスなのか、加工しているステンレスなのかという区分けになっています。
最後になりますが、クリナップの櫻井さんにとってキッチンの排水口とは何でしょうか。
「汚いものが流れていく場所なので、いつも清潔で、サッとひと拭きでお手入れができるような排水口が一番良いかなと思います。(byクリナップ櫻井さん)」
シンク周り、排水口は汚れやすいので、汚れた後に、いかに、楽に、お手入れができるかが大事かと思いますし、本日ご紹介したクリナップの商品が家事負担を軽減してくれるかと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!キッチンリフォームをお考えの方が少しでもをプラスになることがお伝えできれば幸いです。