リフォーム通信
2022/02/01
リフォームお役立ち情報【実録】マンションでのユニットバスリフォームはこのように行われます。実際の工事現場の動画や画像を用いて解体から始まり完成までどのようなことが行われるのかしっかりと解説しています。
動画
これからリフォームをお考えの方は、一体どういう工事が実際に行われるのか、不明瞭なことが多いのではないでしょうか?
今回の動画では、マンションにおけるユニットバスリフォームの傷・汚れを防ぐための養生作業からはじまり、工事の完成までの工事の模様をご紹介します。
マンションでユニットバスリフォームをご検討の方は、お住まいでどのような作業が、どのような期間で実施されるのかの参考になりますので是非とも御覧ください。
■リフォーム現場の基本情報
・住居形態 : マンション
・施工箇所 : ユニットバス、洗面所、トイレ
・工期 : 6日間
・費用 : 220万円
目次
▼リフォームの基本情報
▼工程について
▼解体工事
▼水道・電気切り廻し工事
▼ユニットバスの組立工事
▼大工工事
▼内装工事
▼完成の様子
▼終わりに
動画 内容説明
今回は、ユニットバス、洗面所、トイレのリフォームをお考えの方に、工事中の模様を分かりやすくご説明します。
依頼したリフォーム会社からの説明や、ネット検索で調べて得られる情報もありますが、実際に施工中の様子はあまり見る機会がなく、分かりづらいところだと思います。
実際に工事中どのようなことが行われているのか、動画や写真を用いてご紹介いたします。
まず、今回の施工現場がどういった状況なのか、お話いたします。
住居形態はマンションで、施工の箇所は、ユニットバスと洗面所、そしてトイレの3箇所です。
工期については、月曜日に開始して土曜日で終了したので、6日間です。
費用は、約220万となっていますが、この費用についてはユニットバスや洗面、トイレのプランやグレードなどによっても異なりますので、一つの目安としてお考えください。
今回の工事では、大きく分けて7つの工事を実施しております。
まずは1日目に解体から始まり、2日目に水道関係など給水関係の配管切り廻し、3日目にユニットバスの組み立てがあり、4日目に大工工事でユニットバス関係の入り口や下地の補修などを実施していきます。
そして5~6日目に壁紙のクロスなどの張替を行い、キレイになった状態でトイレを設置したり電気関係を結んだり、最後我々のほうで清掃等させていただいて引き渡しというのが、全体的な工程スケジュールとなります。
実際に工事を見ていきながら、説明をしようと思います。
まず、1日目は解体工事から始まりますが、その前に必要なのが養生です。
養生は解体工事の前に、汚れや傷の防止のために行います。玄関から、工事箇所のところまでしっかりと養生を行います。
マンションの場合は、管理組合の指示に則り、入口の共用部分も含めてしっかりと養生をします。
今回、現場が2階でしたのでエレベーターの使用はありませんでしたが、エレベーターでの移動がある場合はエレベーターの中も、傷や汚れが付かないようにきちんと養生を実施します。
養生がしっかりとできたら、解体が始まる前に、手作業で、ネジやボルトなどを取り外していきます。
洗面台の外しを実施していますが、引き出しなど取り外せたところでボウルの部分や、下の箱の部分をどんどん解体していきます。
ここは比較的、取り外しが安易にできたので、大きな音は出ませんでしたが、取り外しができない場合は壊して運び出すことになるので、大きな音が発生することもあります。
鏡を外す時も割ってしまうと持ち運びが難しくなってしまうので、できるだけ割らずに手作業で鏡を外していきます。
裏は両面テープやフックでひっかけてありますが、無事割れないで外すことができました。
この後の工程も考えて、釘など凹凸がでてしまうものも外していきます。
次に浴室の取り外しに取り掛かっていきます。
電気工具(インパクトドライバー)などを使用するので、工事音も大きくなっていきます。
浴室の乾燥機暖房乾燥機が入ってたので、その接続を外し、天井のパネルを外します。
ユニットバスのリフォームと同時に給湯器の交換を実施することが多いのですが、今回の現場では交換をしたばかりでしたので、既存の給湯器(リモコン)を再利用しています。
天井のパネルから始まって、壁のパネルや部品などを基本的には上から下に下がって外していきます。
換気扇などに配置されるダクトや天井裏の電気の線などが見えると思います。
壁のパネルがおおむね外れてきたので、給水関係にも取り掛かっています。水の線が出ないように、一時的に止め、
プラグ止めを行い、壁を外し、窓枠なども徐々に外していきます。
色々な管の中で、緑の管が追い焚き用になっています。また給湯器がエコジョーズのため、三方弁が設けられていました。
その三方弁によって、ドレン水が出ないようになっていました。
浴槽の取り外しに取り掛かっている状況で、手作業で難しいところは工具を使って切断したり、場合によっては多少壊して、運び出します。
音がうるさいので今回はミュートにしていますが、解体作業の時には大きな音がなります。
解体作業が済むと、物がない状態になりました。
2日目は、水道と電気の配線切り廻し工事です。写真に見える赤い管がお湯の部品です。浴室では、追い焚きなど水道関係の工事を実施しています。
そして床のクッションフロアをキレイに貼るために、一度洗濯パンの取り外しを実施しています。
解体後に物がなくなった状態で、各部位に適した水道、電気、ガスなどの作業を行います。
3日目には、組み立て工事を行います。
1日目の解体で物がない状態になって、2日目で電気や水道の準備が終わり、そこで3日目にユニットバスの組み立て作業を実施していきます。
朝一に色んな材料の搬入を受けて、荷物を運び、順に組み立てを実施していきます。
まず浴室の床から組み立てていき、水や追い焚き関係の管を結び、浴槽を設置していきます。
床、給排水関係、壁、窓枠と順に組み上がっていき、天井のパネルにも取り掛かっていきます。
ユニットバスの天井、壁、床の外側の見えない部分おいて、様々な作業が発生しています。
細かいところの部品付けも終わると、コーキングなどの処理を進めていきます。
これが3日目で組み立てが終わった状況になっています。
4日目に行うのが大工工事です。下地の壁のぼこぼこしたところの補修を行います。
ユニットバスの木工事のメインは出入り口の枠付(ドア枠の設置)です。
他にも解体の時に発生した壁の凹凸や、トイレや洗面にある手すりの下地を取り付ける作業も行います。
最後が、5日目と6日目ですが、内装工事を実施します。
もうユニットバスもついていて、床や壁などの下地も全部きれいに整っているので、そこにきれいに内装材を貼り付けていきます。主に内装材というと天井とか壁にビニールクロスを貼り付けて、床にはクッションフロアなど薄いビニール製のシート等を敷く作業になります。
壁のクロスや床のクッションフロアをキレイに敷いた状態で、洗面台やトイレの設置を実施していきます。
以上で、6日間に渡る工事が完了しました。
完成の様子ですが、浴室、洗面、トイレがシックな印象に変わりました。
設備を変えるだけではなくて、壁紙や床をクッションフロアを変えるだけで大きく印象も機能性も変わります。
今回は、ユニットバスと洗面とトイレの3部位のリフォームに関して、実際にどんな工事が行われるのかをご覧いただきました。
解体をして電気や水道の切り回しを行い、組み立てをした後に、大工工事を実施し、クロス等内装工事を行い、器具つけをして、計6日間かかりました。
リフォーム会社やリフォームの内容によっては、工事期間が長くなったり、短くなったりと異なりますので、あくまで一つのパターンとしてお考えいただければと思います。
工事の過程を知ることで、リフォームをお考えの皆様に少しでもプラスになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。