リフォーム通信
2024/04/11
リフォームお役立ち情報リフォームのプロが“ここだけでしか話せない”オススメのキッチンとは？リフォーム大賞2024の内容をもとに、高級・中級・普及グレードのキッチンもランキング形式でご紹介！ユーザーの声もお届けする必見の内容です
動画
【プロの対談】ここだけでしか話せないオススメのキッチンとは？リフォーム大賞2024の内容をもとに、高級・中級・普及グレードのキッチンもランキング形式でご紹介！
『リフォーム大賞2024』で紹介された人気のキッチンランキングをもとに、プロ目線でオススメしたい商品や、高級・中級・普及グレードのキッチンについてポイントを絞ってご紹介します。
なんと、リフォームの達人としても大人気の「リフォなび」の山さん&まえちゃんとの初コラボ動画として、対談形式でお届けします。リフォなび視聴者に人気の商品もチェックできる必見の内容となっておりますので、是非ご視聴ください！
・山さんのリフォなび倶楽部 @refopega
目次
動画 内容説明
リフォなびの山さん＆まえちゃんとお届けします！
今回はいつもと趣向を変えて、You Tubeで大人気コンテンツ「リフォなび」の山さんとまえちゃんに来ていただき、『リフォーム大賞2024』のキッチンランキングをもとに様々なお話ができればと思います。
リフォーム大賞2024のキッチンランキングについて
■山さん：
本日お届けするのが、リフォーム大賞2024のキッチンランキングについてです。では早速いきましょう！
2024年3月25日にリフォーム営業マン・プランナー321名が選ぶ設備（キッチン・浴室・洗面・トイレ洗面化粧台・コンロ）が発表されました。リフォーム大賞2024キッチンでは、見事『ステディア』が3連覇。
今回はキッチンのグレード別に山口社長とまえちゃんと深掘りをしていきたいと思います。
プロが選ぶ高級キッチン第1位：リクシル『リシェル』
■山さん：
まずは、高級グレード第1位：リクシル『リシェル』こちらのキッチンは言わずと知れたキッチンです。
次に第2位：クリナップ『セントロ』木目の天板がとっても綺麗ですね。そして第3位：タカラスタンダード『レミュー』です。
やはり高級キッチンにおいて、リクシルがとても強いです。他の商品もざざっと見ていくと、TOTO『ザ・クラッソ』、パナソニック『Lクラスキッチン』などが挙がっています。
リフォなび視聴者に人気の高級キッチンは？
■山さん：
続いて、リフォなび視聴者の人気投票も行いましたが、タカラスタンダード『レミュー』が37％の投票率で1位でした。
そして、2位は31％の投票率でクリナップ『セントロ』、第3位がリクシル『リシェル』となります。このようにプロの評価と一般ユーザーの評価は異なることが分かります。
視聴者にはタカラスタンダード『レミュー』が人気です
■山さん：
2019年コロナの後、2020年にトレーシアが発売されて、“インクジェットデザイン”という今までの扉デザインとは一線を画す多彩なデザインが発売されています。
一見、タカラスタンダードのホーローはあまりかっこよくないという印象を持たれる方もいますが、実際にショールームに行けば驚くようなデザインが多くあります。
SNSの人気が高いのも特長になっています。今まで工務店がリクシル『リシェル』は高級感があってオススメですと紹介していたのが、SNS上でユーザーが先に見出してタカラの商品をPRしたところも大きいかと思います。
高級クラスのキッチンポイントとは？
■山さん：
続いて、高級クラスのキッチンのポイントをご紹介いたします。
まずクリナップ『セントロ』の“美コート”は昨年リニューアルされたカラーステンレスが特長で、今までのステンレスの概念を飛び越えています。リコートという仕様による清掃性の高さ、さらにタカラスタンダード『レミュー』の“ストーンロゼ”という扉色も人気色です。まえちゃんはこの扉色が1番好きなんですよね。
■まえちゃん：
そうですね！扉色というと全部同じような柄が当たり前だと思っていましたが、まさかのグラデーションになってるっていうのが「これホーローなの？」というくらい素晴らしいポイントだと思います。
リクシル『リシェル』に意匠性の高い薄天板が登場！
■山さん：
ストーンロゼはタカラスタンダードのショールームアドバイザーの中でも人気がグっと上がって、山さん自身も『レミュー』といえばストーンロゼ推しです！
そして、リクシル『リシェル』もそういったデザイン性のところで、ついに薄天板がリニューアルしました。
天板の黒色は、今まではすごく濃いモノトーンのブラックだったのが、極端な黒ではないグレー味を帯びたラパートカーボン、そしてホワイト系のラパートシルク、トレンドのグレージュを意識したようなグレーズグレー、まえちゃん黒でもちょっと色味が違いますよね。
■まえちゃん：
そうですね！墨黒のような真っ黒ではなくて、ちょっと雰囲気のあるグレーというか、黒というか、塊感で見せるようなデザインの流れが来ているかなと思います。
今のキッチンは塊感のある家具のようなデザインが人気
■山さん：
そうですよね。キッチンハウスというメーカーは扉だけでなく、ワークトップにも同じカラーを使う1つの塊感のある家具のようなメラミンの扉を発売し、ヨーロッパであればメラミンカウンターは一般的ですけど、その流れでトクラスから発売された『コラージア』をはじめ、1つの塊感のあるデザインがどんどん広がっていると感じています。
山口さんは『リシェル』の4月リニューアルについて、情報とか入ってきますか。
■山口：
やはり薄天板ですね。北欧というかヨーロッパからどんどんデザインが来てる背景だと思いますが、『セントロ』も塊感のあるキッチンということで、今までのようにキッチンは料理を作るための空間ではなくて、家具・インテリアとして塊感を全面に出している意匠性の高さがポイントかなと思います。
■山さん：
現代は自分の作った家をスマホ一つでルームクリップやインスタなど、SNSで投稿しシェアされて、他の人の家を見たり、自分の家を見せたりすることで人気に影響がありますし、そういったところでもやはり塊感が高級キッチンでは流行っていると感じます。
プロが選ぶ中級グレードのキッチンは？
■山さん：
続いて、プロが選ぶ中級グレードは、第1位：クリナップ『ステディア』、第2位：タカラスタンダード『トレーシア』、そして第3位：リクシル『ノクト』です。第4位にパナソニック『ラクシーナ』が上がってきています。
そして、トクラス『コラージア』、ウッドワン『スイージー』と続いていきます。
中級グレードのキッチンのポイントとは？
■山さん：
その後に、TOTO『ミッテ』やウッドワン『フレームキッチン』などが続いてきますが、中級キッチンのポイントを見ると、SNS時代なので、ユーザーの声が見える化してきているなという印象があります。
また、海外食洗機が中級でも使えるクリナップ『ステディア』が強いです。
さらにパナソニックのフロントオープン食洗機もありますが、今まで上級グレードでしか選べなかった海外食洗機やセラミックトップなどの機能が中級グレードに降りてきています。
上級グレードのデザイン性や機能が広がっていることが、中級グレードの人気に大きく作用していると山さんは思っていますが、山口さんはいかがでしょうか。
■山口：
高級キッチン・中級キッチンというグレードに分かれていても、高級キッチンだけど中級レベルの価格帯まで仕様によっては落とせる状況もありますし、中級キッチンに様々なオプションをつければ高級キッチンと言えるような価格帯まで上がることもあるので、非常にそこら辺の判断が難しくなっているかなと思います。
元々のキッチンを『ステディア』にするか、『セントロ』にするか、高級グレード・中級グレードにするかで変わりはあると思いますが、それぞれのキッチンの良さは細かく見ないと分からないと思います。
■山さん：
では、高級グレードのキッチンを選ぶ理由は何か？ということですよね。
例えばタカラスタンダードの場合、『トレーシア』と『レミュー』で言うと、ボッシュの食洗機をつけたいという希望があるならば、『レミュー』しか選択肢はありません。リフォなびに来るお客様は食洗機を買いたかったから『レミュー』を選ぶという方もいらっしゃいます。
クリナップ『ステディア』は上級に匹敵するキッチンです
■山さん：
しかし、クリナップ『ステディア』は、セラミックの選択もできて、ミーレ食洗機の選択も可能、収納も多いとなると、『セントロ』との比較は滑らかなレールが良いよねくらいの細かい世界の話になってしまいます。
またパナソニックでは国産の大型食洗機が中級グレードのキッチン『ラクシーナ』で採用できます。
そうすると中級のキッチンでも良いのではないかという感じもしますよね。実際にリフォなびユーザーの投票では、第1位：クリナップ『ステディア』44％で、第2位：タカラスタンダード『トレーシア』36％という結果でした。
山口さん、こちらはどのように見られますか。
山口：
価格と機能面でバランスのとれた中級キッチン『ステディア』は、さすがキッチンに強いクリナップの設備だなと感じます。
タカラスタンダードは、弊社に依頼するお客様の数はあまり多くはない印象ですが、こうした結果を見ると、熱狂的なファンが非常に多いところもあるのかなと感じました。
トクラスは新質感の人造大理石が特長かと思いますし、LIXIL『ノクト』に関しては収納量も多くユーザー目線に立った商品かなと思います。
山さん：
山口さん、プロの立場からするとLIXIL『ノクト』の投票数が低いのは意外ではないでしょうか。
■山口：
そうですね。LIXIL『ノクト』はもう少し伸びてもいいかなと思うところもありますが、やはりそこが我々と一般のお客様との温度差があるのかなと思いますね。
プロがオススメする普及クラスのキッチンは？
■山さん：
では、続いて普及クラスのキッチンでプロが1番オススメしたいのは、第1位：クリナップ『ラクエラ』、第2位：LIXIL『シエラS』、第3位：トクラス『Bb』です。
そして、第4位：パナソニック『リビングステーション V-style』、第5位：タカラスタンダード『リフィット』、第6位：タカラスタンダード『エーデル』と続いています。
普及クラスのキッチンのポイントとは？
■山さん：
基本的に中級キッチンのリノベーションが人気ではありますが、予算が足りない場合やデザイン性の高さでも普及キッチンは注目されています。リフォなびの想いとしては、中級や上級キッチンを売っていきたいというビジネスも分かりますが、普及グレードのキッチンを求める方にがっかりして欲しくないな思います。
カタログやYouTubeを見て、普及グレードのキッチンを魅力的に感じたのに実際にショールーム行ったら全然良くないなと思わせないように、扉柄などももっとデザイン性高く見せるような展示をしていただければと思います。
まえちゃん、そういった声はありますよね。
『ラクエラ』は良いキッチンなのにショールーム映えしないことも。
■まえちゃん：
そうですね。『ラクエラ』は特にそうですけど、ショールームに行くと、そんなにきらびやかに見せていないですよね。
でもカタログを見ると、いろんなバリエーションがあって、これ良いなと思えるんですよね。そこで、実際に色々見てみたいと思ってショールーム行くとラクエラはあんまり見れなかったということがあります。
価格も大事ですが、機能性やデザインなども含めて選びましょう！
■山さん：
リフォームにおいて価格はもちろん大切ですが、便利な機能やデザインなどがあることを知らないで、普及帯のキッチンがスタンダードだと思ってしまうと、リフォームしてから後悔してしまうこともあるので、まずはお客様にとって価値あるものを提案するということで高級グレードのキッチンから提案することも多い印象があります。
山口さんにお聞きしたいんですけど、最初に予算を言われていて、普及価格帯のキッチンを紹介したけど、ショールームで実際に見るともっと違う設備にしたいなというお客様の反応はありますか。
山口：
お客様の予算に合ったキッチンの魅力やポイントをご紹介して、これより上のグレードはもう聞きたくないという場合は、それ以上の提案をするのは難しいですし、私自身はショールームでの見せ方は普及品であってもそこまで悪い印象はないので、お客様が落胆するという感じはないかなと思います。
リフォなび視聴者が選ぶ普及クラスのキッチンは？
■山さん：
ああ、なるほど！そういった面で言うと、普及・中級・高級と色々ありますが、こういう動画を参考にして、情報アンテナを高くすることが大事ですよね。
リフォなび視聴者が選ぶ普及クラスのランキングは、やはり『ラクエラ』が強いですね。第1位：クリナップ『ラクエラ』38％、第2位：トクラス『エーデル』27％、ついでLIXIL『シエラS』もランクインしていますね。
そのあとに、TOTO『ミッテ』が入ってきますが、価格的についてプロの目で見るとどうでしょうか。
■山口：
オプション次第になりますが、価格目線で言うと、クリナップ『ラクエラ』とTOTO『ミッテ』は同じ範囲には入っているかなと思います。
弊社は『ミッテ』もご提案させていただくことが多く、やはり水回りはTOTO関係というお客様も多いので高評価をいただくことも多いです。
■山さん：
なんでリフォなびがこの話をするかというと、リフォなびのユーザーで安いものを提案して欲しいという時に、TOTO『ミッテ』であれば予算内に収まることがあります。
『シエラS』などは蹴込み収納があって、山さん的には開けづらく、床部分に手を入れるのも抵抗があるかなと思います。
一方、TOTO『ミッテ』の場合、2段引き出しになっていて、取り出しがしやすい仕様になっています。あとはマンションなど、配管が手前にあると、収納力が下がり、対応できない場合もありますが、『ミッテ』は対応できるというメリットがありますし、デザイン的にもシュッとしていて、山さん的には好きなキッチンです。
■山口：
そうですね。TOTOといえば、お風呂・トイレ・洗面という印象で、キッチンのイメージはあまり強くないので、そこで訴求力が若干弱いのかなと思います。しかしながら、TOTO『ミッテ』は非常に良い商品なので、第4位にランクインしたのだろうなと思います。
普及クラスの中でTOTO『ミッテ』はオススメです！
■山さん：
TOTO『ミッテ』は大穴というか、TOTOキッチンを当初は考えていなかったけど、ショールームに行ったら、良かったという人は結構いますね。SNSでも多くの情報がでているので、直接ショールームに観に行ったら良いのではないかなと思います。
普及価格帯のキッチンに関して、まえちゃんの印象はいかがでしょうか。
まえちゃん：
例えば、キッチンはクリナップやリクシル、タカラスタンダード観に行こうかなと思っても、やはりすべてのショールームは回れないので、そうするとどうしてもTOTOやパナソニックが後回しになる方も傾向としては多いのかもしれませんが、意外と行ってみると素晴らしかったりします。
私はタカラスタンダードは最初食わず嫌いで、看板がすごいレトロなイメージがあって、あまり素敵な印象がありませんでしたが、ショールームに入ったら、「え、こんな感じなんだ！」と思ってびっくりしました。
カタログで見るのと実際に見るのでは大きな違いがあるので、普段行かないショールームも是非行っていただきたいなと思います。
今回は「リフォーム大賞2024」キッチンについてお届けしました！
山さん：
今回は「リフォーム大賞2024」キッチンはステディアが3連覇し、それをもとにお話させていただきましたが、改めて山口さんいかがでしたか。
最後までご覧いただきありがとうございました！
■山口：
キッチンは安くない買い物なので、今リフォームをお考えの方が、広い目で見て、商品を選定していただければと思います。
もしかしたら1つしか見ていない方もいらっしゃるかもしれませんが、各メーカー趣向を凝らしており、安くない買い物ですので是非とも悔いのないように満足できるリフォームを目指して、ご相談いただければと思います。
そして、リフォームを考える方が少しでもプラスになることがお伝えできれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました！