リフォーム通信
2023/03/07
リフォームお役立ち情報【たった1日で玄関工事】実際の工事の様子をお届けします。壁を壊さないカバー工法で、その日のうちに機能性が高い最新の玄関ドアに交換!お住まいの印象を左右する玄関を短時間でリフォームしましょう!
動画
以前は大掛かりな工事が必要と思われていた玄関ドアの交換ですが、「カバー工法」を採用すればたった1日で機能的な最新の意匠性高い玄関ドアに生まれ変わることができます!
壁を壊さないので騒音も少なく、費用も抑えることができるというメリット尽くし。国の補助金制度なども活用しながら、短時間で玄関ドアをリフォームしませんか?今回は実際の工事中の様子も一緒にお届けします。
目次
動画 内容説明
今回は玄関ドアのカバー工法についてお話ができればと思います。
そもそもカバー工法は一体何でしょうか。カバー工法は既存のドア枠を残し、それを再利用し、外壁を壊さずに新たに設置する工法です。
一昔前というと元々のドア枠も壊してしまって、外壁も壊して、枠を付け直してから、外壁を仕上げ直して、玄関ドアをつけるという大掛かりな工事が必要になっていました。
カバー工法は既存の枠を残したまま、新しいドア枠をかぶせます。
なのでメリットとしては、1つ目が外壁を壊さないので比較的静かです。2つ目が外壁を壊さないので、粉塵が出たり、破片が飛んだりというのが基本的にありません。3つ目が壁工事がないので費用を抑えることができます。
そして、なんといっても短時間で工事が完了します。基本的には朝9時ぐらいから工事が始まると、15~16時頃ぐらいには工事が完了します。1日で工事が終わる所も特長かなと思います。
では、実際にどんなことをやるのかお話します。まず1つ目に古いドアを取り外します。ドアを取り外した後に不要な部分に、ガンマやガラスがあるので、それらを撤去します。その後に新しい枠や新しいドアを取り付けて、室内側の額縁(四方の枠を隠すようなもの)を取り付け、最後仕上げをして終わるというのが一連の作業です。
実際のドアリモ工事からこの一連の流れを見ていきたいと思います。
まず工事全体としてリフォームの基本情報をお伝えします。施工期間は1日です。9時から始まって、15時~16時頃に終わります。商品名はドアリモで、玄関ドアのカバー工法の工事だけで概ね概算として50万程度の費用です。
施工の順番は、解体・取り外し作業をして、枠や額縁の取り付けなどをして、本体を設置し、最後仕上げとしてコーキングをする流れになってきます。
では、実際に工事中を撮影し、短縮化した動画がありますので、解説も加えながら見ていきたいと思います。まずは元々の玄関から始まり、養生を始めます。
様々なものが落ちたり、傷がつく可能性もあるので、養生をして、本体ドアを取り外し、付属物のポストなどを一個一個を取り外していきます。場合によってはガラスを取り外し、一部分欠けさせて、ガラスを安全に取り外します。
すると、枠が残ります。残った枠は取り外しができないので、基本的には切断をすることで、取り外しも進めていきます。カッターやジグソーなど様々な工具がありますが、こういったもので撤去・解体を進めていきます。そうするとあっという間に枠だけになりました。
壁は一切壊していないです。ここで新しい枠の取り付けをしていきます。実際に現調をして適切なサイズで枠を作ってあるので、スポっとキレイにはめることができます。
ちょっと見づらいところあるかもしれませんが、よく見ると既存の枠や、くつずり(ドア枠の床面部分)のステンレス部分もまだ見えたりしているので、最終的に隠していきます。
枠の設置をする前に、枠の水平を水平器で見ながら、枠の固定・設置時に枠が歪まないように、スペーサーを挿入します。本体の設置が終わった後、枠がついた次には玄関ドアの下の部分に巾木を取り付けていきます。
最後には額縁で隠しますが、枠の隙間へコーキングを実施し、隙間を埋めていきます。
この現場は壁がギリギリだったので、溝が細いところもありましたが、キレイにコーキング処置をしていって、貫通箇所に向こうのものが見えないように蓋をするイメージで進めていきます。
上の額縁もはめて、両サイドの額縁もはめていきます。その際にすべてが直線とは限らないので、必要に応じて額縁を加工していきます。
室外側の処理に続いて、室内側の額縁も設置していきます。額縁をどんどんはめていって、最後に固定します。
外側と内側、両方とも枠が見えないように、額縁に隠されて既存の枠が見えないようになりました。
下枠のくつずりのステンレス部分は古いままで見栄えが良くないので、シーラーを塗って接着を良くしたあとに、コーキングを塗って凹凸のところを対処します。最後、ゴム状のものを沓摺として貼っていきます。
そうすることで、四方を合わせて額縁をはめることができました。
あとは、付属品のガラスをはめて、ゴム状の部材(ビート)をどんどんはめていって、クローザーに扉を吊り込みます。
最後にはコーキングを実施していきます。壁面の取り合いで微妙な隙間が空いている状況になっているので、設置させてもらった額縁の隙間をコーキングでキレイに埋めていきます。
これで作業は完了となります。
玄関のカバー工法、YKK APのドアリモという商品を今回は見ていただきました。
工事は比較的早く、朝9時から始まって、15時ぐらいで終了しました。つまり1日経たずに作業が終了します。
外壁を壊さずに、既存の枠をそのまま利用して、上から新しくカバーして、枠を設けているカバー工法を採用することで、短時間で新しい玄関ドアに生まれ変わります。
こういったカバー工法の工事は、こどもエコすまい支援事業という補助金制度でも対象となります。
最低でも5万ポイントはいかないと申請できませんが、このカバー工法プラス何か作業しなきくてはいけない工事、例えば窓の交換とか水廻り工事などを取り入れていただいて、ご検討いただければと思います。
今回、戸建て用のドアリモでしたが、マンション用のドアリモもあります。マンションでも1日で作業が終わります。
マンションの場合は、様々な規約や法律の条例とかも変わってきて、大規模工事として全戸の玄関を工事しなくても構いません。
マンションにお住まいでもご自身の玄関ドアの交換に関して、理事会や管理組合でOKが出たら、そのまま工事ができるような流れになっています。
この点は下記に詳細ページがありますので御覧ください。
カバー工法を用いれば、たった1日で玄関の顔が変わります。
玄関が変われば、お住まいの印象はガラッと変わってきます。かつ断熱性能に関しては、20~30年前の玄関に比べると非常に上がっています。
もし朝起きた時に結露がびっしり付いているという玄関であれば、是非ともこういった玄関のカバー工法で断熱性能能の高いドアにして、より過ごしやすいお住まいをご検討いただければと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!