リフォーム通信
2022/06/09
リフォームお役立ち情報【タカラスタンダード協賛】これで貴方も収納上手!お住まいをキレイに、そしてそれを保ち続けるにはどのようにすればいいのかをご説明します。
動画
今回は住宅収納スペシャリストでもあるタカラスタンダードの担当者の方をお招きし、「これで貴方も収納上手!」として、収納のコツやポイントをご説明いただきます。
なぜだか、いつのまにか部屋が汚くなってしまう場合には、この内容に沿ったポイントを実施することで、整ったお部屋に生まれ変わり、快適な空間が長続きしていくかもしれません。
是非とも、お住まいをキレイに保つ秘訣として御覧ください。
目次
- 0:00 動画の概要
- 0:47 60時間とは?
- 2:00 片付けのメリット
- 3:00 赤い■はいくつありますか?
- 3:48 まずは捨てる!
- 4:25 基準を決めて分ける!(ときめき?)
- 5:40 赤い■はいくつありますか?(物を捨てた状態)
- 7:03 物の「定位置」を決める!
- 8:20 「とりあえず置く」は止める!
- 9:17 赤い■はいくつありますか?(物を捨てて定位置を決めた状態)
- 10:40 定位置は片付けやすく散らかりにくい
- 11:13 ステップ1:スペースに対して物の量を決める
- 13:10 ステップ2:物の量に対して収納を考える
- 14:18 とにかくスペースが欲しいはダメ!
- 14:48 散らからない「収納」のステップ
- 16:32 キレイに収納するコツ10選
- 25:26 タカラスタンダードキッチンのご紹介
- 25:41 圧倒的収納量!
- 26:38 間仕切り名人
- 27:55 アイラック
- 28:48 ホーロークリーンキッチンパネル
- 29:38 動画のまとめ
- 30:18 タカラスタンダードの担当者にとって収納とは?
- 31:35 山口建設のご紹介
動画 内容説明
タカラスタンダードと柄澤さんのファンの皆様、大変お待たせしました。
本日は『これであなたも収納上手』と題しまして、住宅収納のスペシャリスト柄澤さんと一緒に収納に関してお話いたします。
柄澤さん:「早速ですが、画面に60時間という数字が出てきていますが、山口社長、これは何の時間か分かりますか?」
山口:「ん~、収納に関して、年間でかけている時間のことでしょうか。」
柄澤さん:「実は、片付けの苦手な方が1年間に探し物をしている時間になります。」
山口:「一週間に1時間以上も探し物をしているということですか!のび太くんが頭の上のメガネを探しているのもこの時間に含まれますよね。(笑)」
柄澤さん:「まさに、そうです!この探し物をしている時間って無駄だと思いますし、例えば家の鍵とスマートフォンをなくしてしまったらかなり不安になりますよね。」
柄澤さん:「では、逆にきちんと片付けができるようになると、3つのメリットがあります。
それは時間的、経済的、精神的なメリットです。
まず、探し物をする時間が削減できますし、見つからないからといって、同じ物を2個買わなくて良いですし、ご家族で「あれ、どこにあるの?」といった会話もなくなります。
ごちゃごちゃした部屋よりも、スッキリとしたキレイな部屋の方が気持ちよく過ごせますよね。」
柄澤さん:「では、具体的にお話しをしていきますね。今画面に映っている赤色の四角はいくつあるか、山口社長は分かりますか?」
山口:「ん~、8から9個くらいだと思いますが、隠れているのもあるので難しいですね。」
柄澤さん:「そうですよね。このニコちゃんマークの笑顔のイラストは不要なものを再現しています。隠れてしまったり、被ってしまっているので、それが本当に赤色の四角なのか断定するのが難しい状況です。
そして、1、2、3…と数えている時間が探し物をしている時間になります。」
山口:「それが塵も積もれば、60時間になるんですね…。」
柄澤さん:「その通りです。この60時間を減らすために一番大事なことは、まず捨てましょう、ということです。」
山口:「なるほど…ただ、いざ捨てるとなると、なかなか難しいですよね。」
柄澤さん:「いつか使うかも…思い出だから取っておきたい…などあると思いますが、潔く捨てましょう。
そのために基準を決めて分けることが大切になります。
収納を題材としたある有名な先生がときめくか、ときめかないかで捨てるか捨てないかを判断するという本を出されていましたが、例えば洋服の場合、1年以上使用していなかったり、今後も使う予定がなかったりするのであれば、それは不要な物となります。」
柄澤さん:「あくまで基準の一つとなりますが、ときめくかときめかないか、そして一年以上使っていなかったり、2つ以上物がある場合は捨てるという判断も大事です。
例えば、黒いカーディガンを何着も持っている場合、お気に入りを残して、使わない物はリサイクルショップ等に持っていくのも、一つの片付け方法かなと思います。」
柄澤さん:「さて、また画面を見ていただきたいのですが、四角を並べているこの状態が不要な物を捨てた状態です。ではこの中で赤色の四角は何個ありますか。」
山口:「えーっと、9個ですね。」
柄澤さん:「正解です!赤色の四角は9個あります。しかし即答は難しいかと思います。
つまり、今見ていただいている状態は物を捨てて、収納に押し込み、キレイに見えるように並べた形の状態です。
この紫色の雲のようなマークは不必要とも言い切れないものを表しており、端によけています。
この状態で片付けの苦手な方はを終わらせてしまうケースが多く、これではまたすぐ元に戻ってしまいます。」
柄澤さん:「ここから、すごく大事なステップになりますが、元に戻ってしまわないために、定位置を決めるという作業が重要になります。
社長は毎日歯を磨かれていると思いますが、歯ブラシはどちらに収納されているでしょうか。」
山口:「洗面台の中に歯ブラシ置き場がありますので、そこに置いています。」
柄澤さん:「では、サランラップはどこに置いていますか。」
山口:「キッチンの電子レンジ上の隙間に入れる収納があるので、そこにいつも置いています。」
柄澤さん:「ラップはキッチンの近くに置きますよね。キッチンメーカーにいながら私もレンジの利用が多いのですが、レンジの上にラップを置いています。使い方によって異なるかと思いますが、使う場所の近くに、定位置を作ることが一つ大きな法則になります。
しかし、定位置がなかなか決まりにくい物もあるかと思います。」
山口:「それは具体的にどのような物でしょうか。」
柄澤さん:「例えば、イヤホンや郵便物は、置きやすい場所に、ポンと置いてしまい、散らかって見えやすいです。」
山口:「確かに、家から帰ったら、とりあえずポンと置いてしまいますね。」
柄澤さん:「目から腰の高さは物を起きやすい位置で、その分、散らかりやすいです。
とりあえず置くというのをまず止めて、定位置を決めれば必ずそこに置く習慣ができます。
そして定位置を増やしていくことで、どんどん空間がスッキリしていくと思います。」
柄澤さん:「では、もう一度画面を見ていただきたいのですが、山口社長、赤色の四角は何個ありますか。」
山口:「これはもう一目瞭然ですね!9個です。」
柄澤さん:「そうです!使用の目的や頻度、そして時期や必要な物を区別できていると何がどこにあるのか、すぐに分かる状態が作られていきます。
そして取り扱いに困るのが、紫の雲で表していますが、必要か不要か曖昧な物です。
自分の家の物なので、厳しくなり過ぎずに考えていただきたいのですが、例えば何月何日までこれは取っておくなど、基準を設けてちょっと保管してみるのがよろしいのではないかと思います。
その期日が来た時に、必要か、不要かという判断を再度していただきたいです。」
柄澤さん:「この仕事をしていて収納に悩まれている方と出会うことが多いのですが、『適正量』という考え方もお伝えしたいなと思います。まず、一つ目のステップとして、スペースに対し、物の量を考えていくことです。」
山口:「物の量に合わせてスペースを設けるイメージが強かったのですが、逆なんですね!」
柄澤さん:「まずはスペースに対して物の量を考えていただきたいなと思います。
例えば5本の仕切りしかついてない筆箱には5本の鉛筆しか入りません。
クローゼットに関しては、使い方や男性・女性で異なりますし、人によって収納量も変わってしまいますが、例えばスーツが9着入るスペースに、10着、11着と入れていくと、シワになったり、使わないスーツが出てきてしまうこともあると思います。また、取り出しにくくなり、押し込んでしまうと、中が見えにくくなってしまいます。
なので、自分が使いやすいようスペースの『適正量』を考えて収納していただきたいなと思います。」
柄澤さん:「ステップ2として、物の量に対して収納を考えていただきたいと思います。
例えば、私は服が多いからとりあえず衣装ケースを買ってきたという場合は、何をどのようにしまうかは決まっていない状態になりますので、本当は衣装ケースは必要なかったかもしれませんし、スーツやシャツが多くて本当はハンガーラックが適した収納かもしれません。とりあえず衣装ケースを買ってきてしまうと、無駄な買い物になってしまいます。
とにかく物をしまうためのスペースが欲しいではなくて、何を入れたいのかというのが正しい考え方になります。
その上でスペースを見直したり、リフォームに踏み切ったりと考えてみてはいかがでしょうか。」
柄澤さん:「最後にまとめとなりますが、全部一度にやろうとすると大変なので、まずは暮らしが便利になる所から始めていただきたいなと思います。」
山口:「暮しが便利になり、そして自分が楽しくできる所から手を付けると良いですよね。」
柄澤さん:「我々はキッチンの専業メーカーですので、キッチンに収納がきちんとできるとすごく便利になるというお話をよくさせていただきますが、玄関やリビングなども物が多い場所になります。
なのでまずは暮らしが便利になる所から着手していただきたいなと考えております。
不要な物を捨てる。そして、定位置を決めて、収納スペースを分析し、足りなければ収納スペースをつくるという形でグルグル回していただく、そうすることでどんどんキレイになっていきます。」
山口:「PDCAサイクルのような感じですね!」
柄澤さん:「まさに、その通りです。どんどん暮らしが便利になり、時間も節約でき、経済的にも、精神的にも安定を得られます。」
柄澤さん:「では、ここで収納のコツ10選をお伝えしたいと思います。
①物を増やしすぎないこと。
先に捨てることに目が行きがちですが、物を買う前に必要か不要か考えてほしいと思います。
もしくは、一つ買ったら、一つ捨てるというのもありかなと思います。
②使う頻度が高いものはできるだけ手前に置く、目線から腰の高さの位置に置くこと
この目線から腰の高さが一番散らかりやすく、片付けやすい位置でもありますが、ここに定位置をきっちり作ることで、しまいやすいスペースが増えていきます。
③頻度が分からない場合は、収納の仕方を変えてみる
例えば、クローゼット内のスーツが9着かかっていた場合、左側から使っていただき、右側にしまいます。そして使わないスーツは左側によけておく。そうするとこの左側に使わないスーツがどんどんたまっていくので、また必要なのか不要なのかを検討していただければと思います。
④「棚は正面から」「引き出しは上から」全て見えるように収納する
これは実践しやすいかなと思いますが、衣装ケースにTシャツなどを平積みしていくと、下側は使わなくなります。本屋さんも本棚にある本は全部帯が見えるようになっています。つまり見えるように収納すると使いやすく、取り出しやすくなります。
畳み方を変えて、折り目を増やし、立たせて並べてあげると良いですね。
⑤アクション数をできるだけ減らす
例えばキッチンでイメージしていただくと、フライパンの上にピラミッドのように鍋が重ねて置いてあって収納されていると、まず扉をあけて、大きなフライパンを取り出して、使わない鍋を戻して、扉を締めてと、アクション数が多くなってしまいます。しかし扉を開けてすぐに取り出せる状態になっていれば、アクション数を減らすことができます。
アクション数が少ないと、使いやすくなりますし、扉をあける・取り出す(orしまう)・扉をしめるという3つのステップで完了できるなら、とても楽になると思います。
⑥複数の場所で使う時はできるだけ動線が短い場所を定位置にする
なかなかイメージがつきづらいと思うので例を挙げてみると、掃除機の場合、色々な所を掃除すると思いますが、まずリビングから掃除し始めて、他の部屋の床などを掃除し、リビングに戻ってくるというルールを作れば、リビングの近くに掃除機を置くことで、使いやすくなるかと思います。
⑦一つの作業で同時に使うものはまとめて収納する
例えばトイレ掃除をする時に、ブラシや洗剤、ゴミ袋を用意される方もいると思います。
お風呂掃除でも一緒で、スポンジ、洗剤など一緒に使う物があると思いますが、そういった物をひとつのカゴにまとめて棚に置いておく。そのカゴを取れば、もうすぐに掃除ができて完結します。グルーピングすることが大事です。
⑧ラベルを貼りましょう。
ご家族の多い方で、お子さまが、あれどこ行ったんだっけと探されたり、お母様が外出するので代わりにお父様がご飯の支度をされる時に、調味料類はどこにあるんだっけと分からない場合もあるかと思います。
どこに行ったのという会話もなくなりますし、前言ったでしょと言われることもなくなりますので、ぜひラベルを有効活用していただきたいなと思います。
⑨収納の購入とリフォームは知識のある業者様にお願いしましょう
収納に関することは教えてもらう機会も非常に少ないです。例えば知識の少ないリフォームの担当者に収納を欲しいと伝えると、ではここに収納を作りましょうと、すごく大きな押し入れが出来てしまう可能性だってゼロではありません。
なので、どこに何をしまいたいのかということを、しっかりとした知識と経験のあるリフォーム業者に相談していただくのが良いかと思います。
⑩これが一番大事と言っても過言ではない「諦めない」ということ
一番文字を大きくしていますが、諦めないことは非常に大事です。途中でやめてしまうと元に戻ってしまいます。
忙しい中でだんだん散らかっていきますから、キレイを維持するための収納ルールを作っていただきたいなと思います。」
山口:「そうですね、収納のルールさえ決めてしまえば、ラベルを貼ったり、場所を決めたりして、キレイなお住まいをキープすることができますよね。」
柄澤さん:「ここからは、タカラスタンダードのキッチン商品もご紹介させていただきます。先ほどから話している「収納」という面でも、すごく凝った商品になっております。
まず一つ目が圧倒的な収納力でとにかく物が入るキッチンです。」
山口:「シンクの下が食洗機になっていて、収納が連続的に置けるスペースが続いているんですよね。」
柄澤さん:「そうです!シンクの下に食洗機を入れるメーカーはかなり少ないと思いますが、ここに食洗機を入れることで、真ん中に大容量の収納を置くことができますし、シンク側からもコンロ側からも使いやすく大変便利です。
ここに定位置をたくさん作って、収納していただきたいと思います。」
山口:「前回の動画で覚えましたが、ゴールデンゾーンですね!皆様、ぜひ過去の動画も見てみてください!」
柄澤さん:「それから間仕切り名人と言う収納にぴったりの商品があります。
間仕切り名人は、収納下にあるホーローの底板に磁石で付けられるオプションとなっています。
この商品はご自身の持っている鍋に合わせて間仕切ることができます。」
山口:「ホーローは鉄にガラスを焼き付けているので、磁石がくっつくようになっているんですよね。」
柄澤さん:「先ほど、適正量という話があったと思いますが、適正量を最大限活かして自分の収納を作ることができるのが間仕切り名人となります。自分の定位置も適正量も自由自在に作っていただけたらなと思います。」
山口:「横で平積みしていたお鍋や大きなフライパンが縦方向で入れられるんですよね。それは本当に良いですね!
これでアクション数を減らすことができますね。」
柄澤さん:「続けてアイラックという商品があります。吊り戸の下から10センチ程度の棚が目元の高さまで降りてきます。
開けっ放しでも作業ができるようになっているので、このアイラックには細かくて散らかりやすい小物を多く収納することができます。」
山口:「腰から目の高さが収納しやすいので、そこをあえて収納として使えるように、アイラックは作られているんですね。」
柄澤さん:「それから大人気商品のホーロークリーンキッチンパネルです。
ホーローは先ほども話しましたが、下地が鉄で、表面がガラスで出来ているので、磁石がくっつき自由な場所に収納を設けることが可能になります。
写真の通り、お玉などの調理器具類もひっかけて収納することが出来ます。」
山口:「カラーボックスや食器棚とは違い、好きな形で定位置を決めて収納することができるんですね!」
柄澤さん:「そうです。お掃除したいときは全部外して、ガーッと水拭きしてもらえば、ホーローはすぐキレイになると思います。」
山口:「油汚れもホーローだと簡単に拭けますよね!」
山口:「柄澤さん、今日はありがとうございました。
今回は収納について皆様にお話をさせていただきましたが大変勉強になりました。」
柄澤さん:「私は取得しているのは住宅収納スペシャリストという資格で、まだあまり認知されていない資格にはなるんですが、少しでも皆様の収納の参考になればと思います。」
山口:「タカラスタンダード柄澤さんのファンの方もいらっしゃるかと思いますが、今回は住宅収納スペシャリストとして、お話していただきました。
では最後に恒例の質問となりますが、柄澤さんにとって収納とは何でしょうか。
柄澤さん:「収納は心地よく住んでいただくためのマストのスキルだと思っています。」
山口:「そうですね、家を作る以上、このように収納の知識があるか、ないかによっても雲泥の差が出てきてしまうので、我々も再び気を引き締めて、仕事に邁進したいと思います。」
収納に悩まれている方をはじめ、リフォームをお考えの方に少しでもお役に立てれば幸いです!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!