リフォーム通信
2022/04/04
リフォーム商品紹介【主要メーカーランキング】日本の主要なメーカー5社におけるキッチン排水口ランキング結果を各社の特色とともにご紹介します。ニッチな着眼点ですが、キッチン選びの際に是非とも御覧ください。
動画
2021年から2022年にかけて、主要な住宅設備機器メーカーであるクリナップ、タカラスタンダード、TOTO、パナソニック、LIXILにおけるキッチンのレンジフードの特色について動画をご紹介させていただきました。
詳細をご覧になる場合は、下記の各動画から、それぞれ御覧ください。
(50音順記載)
■シリーズ動画:キッチンのシンク・排水口周りはどうなっているのか?お手入れで気になる箇所を徹底検証!カタログでは分かりづらい実機を用いて機種ごとを比較してみましょう。
【クリナップ】 https://youtu.be/ltOCiYa2URs
【タカラスタンダード】 https://youtu.be/lAyiOIFTj3k
【TOTO】 https://youtu.be/h7DqUPQx8ek
【パナソニック】 https://youtu.be/9i4k3sZwZPc
【LIXIL】 https://youtu.be/YXujins4KP8
今回、Youtubeのコミュニティにおけるアンケート機能を利用してお好きなキッチンの排水口として集計を実施した結果を動画として作成いたしました。
どのようなランキング結果となったか、また簡単に各メーカーのキッチンにおける排水口についてもご紹介しております。 是非とも御覧ください。
目次
動画 内容説明
先日、キッチンの排水口に着眼点を置いて、5社の国内大手メーカーの特徴をそれぞれ動画でご紹介させていただきました。
クリナップ・LIXIL・パナソニック・タカラスタンダード・TOTOという5社のメーカーの動画をそれぞれ配信させていただき、2022年3月にyoutubeでアンケートを実施させていただきました。
ご回答にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
では、各メーカーキッチンの排水口シリーズで、どれが一番人気があったのか、それぞれ順位を発表しながらご紹介していきたいと思います。
それでは、まず第5位から発表したいと思います。
キッチン排水口の第5位はTOTOです。
キッチンの種別によって異なりますが、ワントラップという昔ながらのトラップや、現在主流のボトルトラップと呼ばれるものがキッチンの排水口の中に部材として入っており、それが臭気止めの役割を果たしています。
かつ、そのボトルトラップの場合は、構成する部材も表面加工などがされており、できるだけ継ぎ目がないように、溝や凹凸が少なくなっていて、汚れやゴミなどがつきづらくなっています。
またその部分だけ抗菌加工がされていたり、網カゴ自体の形状により、野菜の切りくずなどが集まりやすいようになっています。
そして、排水口が必ず作業スペースの反対側に来るように設計されているのもTOTOの素晴らしいこだわりかと思います。
TOTOの担当者の方は、「どれだけ簡単に清掃できるかがキッチン全体のノンストレスに繋がります。」と仰っしゃられていました。
排水口だけではなくて、キッチン全体のストレスの軽減に着眼している所がTOTOならではのポイントかなと思います。
続いて、ランキング第4位は
LIXILです。
キッチンのグレードは大きく分けて3つあり、上からリシェル SI、アレスタ、シエラSという3種類です。
排水口を大別すると、普及品のグレードで採用されている樹脂製の排水口と、中高級グレードで採用されているステンレス製の排水口です。
昔ながらのワントラップという形ではなくて、「手間なし排水口」という名称で排水口の部材が構成されている特徴があります。
また、面白い点はキッチンの中の排水口の網カゴもあえて浅くすることで、野菜の切りくずや生ゴミをこまめに処理する頻度を上げることを促し、清潔なキッチンを保ち、環境への影響も低減できます。
そして、ナイヤガラフロー方式により、シンク内の水が速やかに排出されます。
シンクの形状別として「キレイシンク」というものがあり、排水口箇所やスポンジや洗剤など清掃道具を置くスペースを隠すことができるシンクもあります。
LIXILの排水口を紹介した動画でも詳しく載せていますが、担当者の方は「いかに手間なく、ストレスフリーで利用できるかがLIXILのこだわり」と仰っていました。
続いて、第3位のご紹介です。
第3位は、パナソニックさんです。
パナソニックというと、家電メーカーのイメージが強い方も多いかと思いますが、住宅設備機器のお風呂・洗面・キッチン・トイレなども多く発売されています。
各メーカーはシンクの中にいろんな部材を入れて臭気止めを行っている場合もありますが、パナソニックの場合はシンクの下にある配水管(S字トラップ)で臭気止めを行っているのも特徴です。
シンクの種類もいくつかありまして、ラクするーシンクやラウンドアクセスシンクなど、様々な使いやすいシンクのタイプがあります。
なんといっても、汚れづらいという特徴があります。
スゴピカ素材と言ってるんですが、有機ガラス系の素材を使うことによって、表面に汚れがつきづらく、そして各部材はステンレス製で同じく汚れがつきづらい構造になっています。
TOTOと似通っている所になりますが、網カゴが絶妙な角度で構成されていて、野菜の切りクズや生ゴミが集まりやすく、捨てやすい仕様になっています。
また、キッチンカウンターの表面の床と、シンクにある継ぎ目(接合部)を、なんとサンドペーパー30枚分も使用して、研磨することによってまるで一体化しているように見えるのが特徴です。
担当者の方と話した時に、「シンクの底面はエンボス加工、傷や汚れがつきづらいようになっており、排水口周りは水や野菜の切りくずなどが集まる場所はあえてツルツルに作り、汚れやヌメリをつきづらくしている」など、細かい配慮についても伺いました。
それでは、続いて第2位の発表です。
第2位はクリナップです。
動画の冒頭ではクリナップのマスコットキャラクターのクリオくんについてもご紹介させていただきました。
臭気止めはシンク下の配管ではなく、シンク内の部材により実施しています。
流レールシンクによって、シンク内の水流をコントロールして、勢いよく排水口に流れる仕組みを作り、汚れなどを抑制する働きもあります。
付着しやすいヌメリを水の流れでキレイに流していきます。
また、クリナップといえばステンレスのキッチンを思い浮かべる方もいるかと思いますが、部材等も多くのステンレスが採用されているので、汚れが付きづらく、付いたとしても落としやすいのが特徴です。
一般的にステンレスに水を流すと吐水の勢いで大きい音が発生するイメージがありますが、反響防止の部材が付けられているので、吐水による音が気になることもありません。
先日、動画の中でもご紹介させていただきましたが、ゴルフボールを落としても音がほとんど気になりません。
クリナップの担当者の方は、「いつも清潔で、さっとお手入れ出来るのが最適なキッチンです」と仰っていました。
お手入れがいかに簡単にできるかは非常に重要視されるところかと思います。
では、第1位の発表です。
第1位はタカラスタンダードでした。
前回のレンジフードに引き続き、非常に高い票数を獲得しております。
タカラスタンダードというと、大きく分けて二つのシンクがあります。
一つ目は、家事らくシンクと呼ばれる、中高級ゾーンのキッチンで利用できるシンクです。
アクリル人造大理石という材質を利用しているので、お手入れが非常に楽になっています。
また同等の形状でステンレス製のシンクもあります。
シンクと排水口に向かってまったく継ぎ目がないように作られていますので、汚れやヌメリなどがつきづらくなっているのが一つの特徴です。
もう一つがラクエルシンクです。こちらは全グレードのキッチンで採用ができるようになっています。
なので、ラクエルシンクはタカラスタンダードの一押し商品なのかなと個人的には思います。
材質はステンレス製だけですが、シンクと排水口に向かって同じく継ぎ目がなく作られていますので、流れやすく、汚れもつきづらいのが特徴です。
シンクの排水口周りにおいても、タカラスタンダードのいろんな特色やこだわりが顕著に見られたのが面白かったかなと思います。
担当者さんからは「お手入れのアクション数を減らせるのが重要ではないか」という言葉をいただきました。
タカラスタンダードのキッチンはお手入れのアクション数を減らすことによって快適に利用できるキッチンだと思います。
以上でキッチンの排水口ランキングのご紹介をさせていただきました。
改めて、順位をご紹介すると、
第一位がタカラスタンダードで、総票数の62%を占めていました。
レンジフードランキングに続いて、非常に高い得票数となっております。
第二位がクリナップで、ステンレス製キッチンのイメージが強い方も多いかなと思います。
約18%の得票数を得て、第二位という結果となりました。
第3位がパナソニックです。
家電メーカーの印象が強いのですが、約8%の獲得数でした。
第4位がLIXILで、様々な分野を手広くやられており、キッチンの排水口ランキングについては約7パーセントの得票数となりました。
そして、第5位がTOTOという結果でした。
約5%の票数を獲得しています。
各メーカーのキッチン排水口について、かいつまんでご説明をさせていただきました。
細かい内容はそれぞれのメーカーについて動画を作成して配信しておりますので、ぜひご覧いただければと思います。
色々なメーカーのキッチン排水口があり、傾向や特徴に関してはネット上で収集可能で、動画やオンラインカタログを見たり、口コミなどで把握はできるかなと思います。
ただ、決して安くない買い物ですので、必ずショールームに行っていただいて、実物を見て、納得してからお買い求めいただければいいかなと思います。
例えば、車を買う時にはやはりディーラーに行って、試乗すると思います。
なので、ぜひとも実物を見るという行為と、自分が納得できるためにいくつかメーカーを回られても私はいいかなと思います。
リフォームをお考えの皆さんが少しでもプラスになることがご提供できれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!