リフォーム通信

2023/02/02

リフォームお役立ち情報

【リフォームで国から最大60万】リフォームで使用できる国の補助金『こどもエコすまい支援事業』について、対象工事から補助金額まで詳しく説明します。補助金を活用して、理想の住まいを完成させましょう!

動画

【リフォームで国から最大60万】リフォームで使用できる国の補助金『こどもエコ住まい支援事業』について、対象工事から補助金額まで詳しく説明します。補助金を活用して、理想の住まいを完成させましょう!

これからリフォームをご検討中の方は必見の内容です!

リフォームで使用でき、最大で60万円の補助金がもらえる国の補助金『こどもエコすまい支援事業』についての最新情報をお送りします。 申請までのスケジュールや対象となる工事、各対象工事の補助金額などを分かりやすくご紹介します。

細かくて難しい窓工事に関しても詳しく説明しているのでお見逃しなく!

リフォームで使える補助金をうまく活用しながら、より高性能なお住まいを完成させ、快適な日々を送りましょう。

 

【公式ホームページ】こどもエコすまい支援事業

★リフォーム:https://kodomo-ecosumai.mlit.go.jp/reform/

目次

動画 内容説明

こどもエコ住まい支援事業についてご紹介します

こどもエコ住まい支援事業についてご紹介します

国が実施しているリフォームの補助金『こどもエコすまい支援事業』という補助事業制度があります。

省エネのリフォーム・新築住宅など良い建物を建てて、補助金をもらおうという内容です。『こどもエコすまい支援事業』だけではなく、合計3つの補助金制度が実施されます。

その中で、今回は『こどもエコすまい支援事業』ついてお話いたします。

住宅省エネ2023キャンペーンとして、3つの事業が実施

住宅省エネ2023キャンペーンとして、3つの事業が実施

住宅省エネ2023キャンペーンが始まっています。『こどもエコすまい支援事業』、『先進的窓リノベ事業』、『給湯省エネ事業』という3つの事業が実施され、補助金申請が可能です。その中でも『こどもエコ住まい支援事業』が一番項目が多く、金額も大きいです。

『こどもエコすまい支援事業』の予算が1,500億、先進的窓リノベ事業が1,000億、給湯省エネ事業が少しだけ規模が小さく300億となっています。全体として合計2,800億円という非常に多くの額が、2023年省エネの良い住まいを作ろうということで予算化し、執行されています。

補助対象となる分類と補助額について

補助対象となる分類と補助額について

国土交通省が行う『こどもエコすまい支援事業』は注文住宅の新築、もしくは新築分譲住宅の購入、リフォームが対象となります。リフォームの場合は5万円から60万円、新築は一律100万円が補助額です。

リフォームの補助額について

リフォームの補助額について

子育て世帯・若者夫婦世帯で既存住宅を購入した上で、リフォームを実施する場合は上限額が60万円、子育て世帯・若者夫婦世帯がお住まいを普通にリフォームする場合は45万円、子育て世帯・若者夫婦世帯に該当しない世帯の方が、安心R住宅を購入してリフォームする場合は45万円です。それ以外の場合は30万円が上限額となっています。

また、原則として5万円以上でないと申請ができません。なので、5万円が最低額というのは、必ず頭の片隅に覚えておいてください。

子育て世帯・若者夫婦世帯について

子育て世帯・若者夫婦世帯について

子育て世帯・若者夫婦世帯の定義として、子育て世帯については2022年4月1日時点で18歳未満のお子様を有する世帯。一方、若者夫婦世帯は、同じく2022年4月1日時点でご夫婦のどちらかが39歳以下であれば、若者世帯の区分となります。

リフォームの主なスケジュールについて

リフォームの主なスケジュールについて

まず申請対象となる契約期間に関して、前回の補助金制度「こどもみらい支援事業」で間に合わなかった方を救う意味もあって、契約日の期限がありません。

ただし、工事の着工時期については、2022年11月8日以降にリフォームをしたことが対象となります。

原則として、リフォームの場合はすべての工事が終わってから、補助金申請が可能となります。

交付申請が3月31日からスタート予定で、今年2023年12月31日までの申請期限となっています。規模が大きすぎると予算がなくなるかもしれませんので、2023年3月31日から予約が可能となります。

交付申請期限は、今年の12月31日までと区切られていますが、予算がなくなれば終了ですので、申請を行いたい方、工事がすでに終わってる方は早めに予約しましょう。予算上限になる前に、必ず交付申請をする、そして工事が終わっていない段階であれば予約を忘れないようにしましょう。

 

補助金の対象工事について

補助金の対象工事について

併せて対象工事が全部で8つあります。

1つ目が開口部の断熱改修、2つ目が天井や床などの断熱改修、3つ目がエコ住宅設備の設置、4つ目が子育て対応改修、5つ目が防災性向上改修、6つ目がバリアフリー改修、7つ目が空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置、8つ目がリフォーム瑕疵保険への加入という内容になってます。

1~3に関して、開口部の断熱改修、外壁などの断熱改修、エコ住宅設備の設置はいずれかの工事が必須となります。

この3つのいずれかの工事を実施し、かつ5万円以上でこの申請の対象となり、4~8の工事もプラスされることで最大60万円の補助金となります。

【対象工事】開口部の断熱改修

【対象工事】開口部の断熱改修

対象工事の1つ目が開口部の断熱改修。

開口部というと、窓や玄関のリフォームが対象となります。実際に開口部の断熱改修として定められているのが全部で4つあります。

ガラスの交換、内窓の設置、外窓の交換、ドアの交換です。

レベルの分類について

レベルの分類について

開口部の断熱改修をする時にレベルに応じて対象となる申請金額が変わってきます。大きく分けて、省エネ基準レベルとZEHレベルがあり、詳細は割愛しますが、省エネ基準レベルが「まあまあ」、ZEHレベルが「良いレベル」と思ってください。

もちろんZEHレベルの方が申請金額の補助額が多くなります。

ガラス交換のサイズについて

ガラス交換のサイズについて

ガラス交換に関しては、サイズが3種類あります。

大・中・小と定められており、「大」が掃き出しと言って、出入りできる引き違いの窓などです。

「中」は腰から上にあるサイズの場合が多いです。「小」は滑り出しなど、くるくる回転させて開け閉めする場合が多いのですが、空気の取り入れ口にも使われます。

この大・中・小のサイズが皆様のお住まいのリフォームをする時に何枚ついてるかで補助金額は変わってきます。

ガラス交換の補助対象について

ガラス交換の補助対象について

ガラス交換の補助対象に関して、ZEHレベルだと一般複層ガラスがほとんど対象になりません。Low-E複層と言われる質の良い製品が対象になりますが、戸建ての場合、元々のサッシ枠が金属製アルミであると、Low-E複層であっても対象外になります。

では、ガラス交換をする時にどうすれば良いのかと言うと、Low-E複層のガス入りを採用するとZEHレベルになります。

ちなみにこのガス入りは複層ガラスの間にアルゴンガスという特殊なガスを入れることによって、断熱性を高めています。

ガラス交換の補助額について

ガラス交換の補助額について

ガラス交換する時に大・中・小のサイズと、ZEHレベルまたは省エネ基準レベルによって、補助額が異なります。

開口部の断熱改修をしてガラス交換を選んだ場合、例えば防犯など別の申請項目にもガラスが出てきますが、重複での申請はできませんのでご注意ください。

内窓設置、外窓交換のサイズについて

内窓設置、外窓交換のサイズについて

次に内窓の設置、外窓の交換です。これも同じくサイズについては、「大」が掃き出しという人が出入りできるような引き違いの窓です。「中」が腰から上の窓、「小」がFIX窓とか開けられない窓が該当します。

内窓設置の補助対象について

内窓設置の補助対象について

では内窓の設置する時に何が対象になるのかというと、さっきと同じく2つのレベルです。

ZEHレベルと省エネ基準レベルがあり、ZEHを選ぶのであれば、単板ガラスが選べません。

一般的に内窓の設置の場合は、単板ガラスで十分な能力が取れると言われる場合もあるかもしれませんが、リフォームする場合はガラスを一般複層、Low-E複層、Low-E複層(ガス入り)のどれかにしてくださいと、必ず言うようにしてください。

後になって、私はZEHレベルで申請したかったのに、勝手に省エネ基準になってしまったなどトラブルのないように、必ず内窓はガラスを確認するようにしてください。

内窓設置・外窓交換の補助額について

内窓設置・外窓交換の補助額について

また外窓交換に関して、ZEHレベルを選ぶのであれば、Low-E複層ガラスで、かつサッシの枠はアルミ樹脂複合窓を想定しています。防火の概念もあるので、多くの戸建て住宅でできるのは、アルミ樹脂複合窓のサッシかなと個人的には思っています。

その前提で考えると、ZEHレベルを達成するためには、Low-E複層ガラスのガス入りでないと対象にはなりません。

また、省エネ基準レベルでOKという場合は、一般複層ガラスでも対応になります。

では、それぞれ内窓設置と外窓交換の補助額がどれぐらいなのかというと、ZEHレベルか、省エネ基準レベルかによって、金額は5,000円~1万円ぐらい変わってきます。

サッシやガラスの種別にも着目して、より良いものにレベルを上げれば、より良い住まいになるはずなので、その前提でお考えいただければと思います。

ガラス交換に関する補助額の比較

ガラス交換に関する補助額の比較

ややこしいのが、先ほど3つ支援事業が走っているとお伝えしましたが、ここで先進的窓リノベ事業が並行して行われています。またこの3つの事業は併用ができません。

こどもエコすまいのZEHレベルが良いレベルですが、先進的窓リノベ事業の場合は、その中でもさらにA、S、P(SS)という概念で作られています。

その分類と大・中・小のサイズに応じて、大きく補助額が異なります。

内窓の交換に関しては金額に大きな違いが出てくるので、サッシやガラスの種類に応じて、ご検討いただければと思います。

一方、外窓交換は、トリプルガラス+樹脂窓というすごく良い製品を採用すると、1枚の窓で18万ぐらい補助金が出ることもありますが、SSレベルの窓種別は東京都23区では一般的には使わない場合が多いかなと思っています。

東京都練馬区のレベルであればZEHレベルに行けるか、先進的窓リノベでAクラスまでいけるのが大体のラインかなと思っています。※この点に関しては、他の動画で詳しくご説明させていただく予定です。

ドア交換のサイズについて

ドア交換のサイズについて

続けて、外構部の断熱改修で「ドア交換」についてです。

開口部の断熱なので、室内ドアではありません。あくまで玄関ドアだと思ってください。玄関ドアにはサイズが2つ定義されています。

大と小です。大きいサイズについては、開き戸と、引き戸という横に開けて開くドアでサイズの定義が変わってきますが、玄関ドアであれば、開き戸・引き戸どちらでも大に入るかなと思っています。

対して、キッチンの脇にある勝手口であれば、小になるかなと思います。

ドア交換の補助額について

ドア交換の補助額について

大と小かつZEHレベルか省エネ基準レベルかによって、補助金額は変わってきます。

ZEHレベル・省エネ基準レベルの差が何かという話もあるかもしれませんが、商品によってまちまちです。

採光ができる、開口ができる、換気機能をつけるなど、そもそもレベルを変えるとか、色々な基準があるので、公式HPで対象製品をご確認いただければと思います。

断熱材の利用について

断熱材の利用について

続いて、外壁・屋根・天井または床の断熱改修についてお話をします。

各部位ごとに断熱材を入れる工事となります。補助額の仕組みとしては、どういった性能の断熱材を使っていくのか、どれだけの量を使うのか、どこの部位に使うのか、また省エネ基準レベルなのかZEHレベルかによって申請額が変わってきます。

断熱材使用の想定量について

断熱材使用の想定量について

使用する量の概念として、一軒家の戸建てで使った場合についてお話したいと思います。

2階の戸建てを使った時に、2つのクラスに分けて、A-1・A-2・B-Cと呼ばれているクラスはそこそこ良い断熱材、熱貫流率が高く、熱を通しにくい断熱材です。それよりもさらに性能が高い断熱材が、D・E・Fというクラスです。

外壁をすべてリフォームする場合、約14立方メートル体積分ぐらいの断熱材が必要ですが、良いものを使うと8立方メートルくらいで済みます。

良い断熱材を使えば、厚みの関係も出て来て、使用する体積数が減っていく傾向にあります。

断熱材使用量と補助額(戸建て/ZEH)

断熱材使用量と補助額(戸建て/ZEH)

この量をもとにして考えていくと、戸建てのZEHレベル、同じく外壁、屋根・天井、床が3分類になっていて、「全体」または「部分」で変わってきますが、一軒家の戸建てをまるっとリフォームするのであれば、外壁も屋根も天井も床も概ね対象となり得るかなと思います。

断熱材使用量と補助額(戸建て/省エネ住宅 )

断熱材使用量と補助額(戸建て/省エネ住宅 )

続いて、省エネ住宅になると基準が下がってくるので、利用するべき断熱材の量が減ってきます。

なので結果的に全体をしなくても、一部であっても、この省エネ住宅の場合は対象となり得ます。ただ、この補助金をもらいたいから、ここの断熱をしようという話ではなくて、全体の工事をした時に断熱材を結果としてどれだけ使っているから、この申請ができたという形になるかと思います。

リフォーム会社とよくお話いただいて結果的に使う断熱材がどの性能で、どの量にすると、どれに該当するのかという結果論で、申請する項目なのかなと思っています。

エコ住宅設備の設置に関して

エコ住宅設備の設置に関して

必須工事の3つ目が「エコ住宅設備の設置」です。

トイレ・浴槽・給湯器・水栓・蓄電池などの設置が対象となります。

概要をざっくり説明すると、太陽熱利用システムの場合、太陽熱を利用して、屋根にポンプというかタンクみたいなモノを置いて、ソーラーパネルのような扱いになりますが、それでお湯を沸かしたり、場合によっては暖房の熱源にしたります。

節水型もしくは掃除しやすいトイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器のエコキュートやエコジョーズなど空気中の熱でお湯を沸かすようなすごい給湯器や節湯水栓、蓄電池が対応になります。

設置台数によらず、種別ごとの補助額について

設置台数によらず、種別ごとの補助額について

太陽光、高断熱浴槽、高効率給湯器、蓄電池に関しては、設置台数は関係ありません。

これを2個・3個・4個とつけようが、あくまで一つあたりの話となってきます。

特に利用頻度が高いのは高断熱浴槽と高効率給湯器で、一般的なユニットバスをご選択いただければ、おそらく標準で高断熱浴槽になるかなと思います。

給湯器のエコジョーズは給湯の効率を非常に上げたものですので、一般的な給湯器よりもエコジョーズを選んでいただいて、高効率給湯器の対象としていただければと思います。

設置台数に応じた補助額について

設置台数に応じた補助額について

逆に設置台数に応じて補助金が出るのは、節水型トイレと節湯水栓です。

節水型トイレはさらに2つに分かれていて、掃除しやすい機能があると20,000円で、掃除しやすい機能がない節水型トイレに関しては19,000円となっています。仮に2台つければ2台分の申請額となります。

高効率給湯器について

高効率給湯器について

高効率給湯器に関しては、エコキュートやエコジョーズ、エネファーム、ハイブリッド給湯器という4つが対象となります。

実際にエコキュートは空気の熱でお湯を沸かし、エコフィールは灯油を燃やす給湯器となっています。

ハイブリッド給湯器は電気やガスを利用してお湯を沸かす機能となっています。一般的に東京都23区で言うとエコジョーズが一般的な給湯器かなと思います。こどもエコすまいの補助対象としてはこの4つの給湯器となります。

給湯省エネ事業に関しては、エコキュートやハイブリッド給湯器、さらにガスをもとにして、発電と給湯もするエネファームなどを採用するとより高い申請額となります。

子育て対応改修について

子育て対応改修について

次に子育て対応改修についてお話します。子育て対応改修は大きく分けて4つあります。

家事負担軽減の住宅設備、防犯性向上のための窓・ドア、生活騒音への配慮した窓・ドア、最後にキッチンの対面化工事という合計で4つが子育て対応改修となっています。

【子育て対応改修】家事負担軽減の住宅設備に関して

【子育て対応改修】家事負担軽減の住宅設備に関して

まず1つ目が「家事負担軽減」です。

家事負担軽減では5個の商品が対象となります。食洗機、レンジフード、ビルトインコンロ、浴室乾燥機、宅配ボックスです。

キッチンの対面化改修においては、この項目で申請する場合、レンジフードとコンロは金額に上乗せできません。しかし、ビルトイン食洗機はキッチンの対面化改修にプラスできます。

また、浴室乾燥機において、ユニットバスをご注文されるお客様の大体7~8割ぐらいが浴室乾燥機も付けられる方が多いかなと思います。

最低5万円以上の申請額をクリアするためには、こういったところで積み重ねていくのも重要かなと思います。

【子育て対応改修】掃除しやすいレンジフードについて

【子育て対応改修】掃除しやすいレンジフードについて

そもそも掃除しやすいレンジフードとは何か?ということですが、こどもエコすまいのホームページで対象製品が発表されているので、各メーカーのどの商品が対象か分かるかと思いますが、定義としては、工具を使用することなく、部材の着脱が可能かつ洗い掃除を可能としている。表面処理を施したものなどが掃除しやすいレンジフードという扱いになります。

【子育て対応改修】ビルトイン自動調理対応コンロについて

【子育て対応改修】ビルトイン自動調理対応コンロについて

次にビルトイン調理コンロについてです。

温度が自動で変わり、“ピッ”とボタンを押せば、勝手に料理のレシピに基づいて、自動で温度設定し調理をしてくれる対応となっています。

炊飯機能が必須なので、コンロ上の五徳のところでお米を炊くという機能がないと対象になりません。

【子育て対応改修】宅配ボックスについて

【子育て対応改修】宅配ボックスについて

3つ目が宅配ボックスとなります。

防水性や鍵の施錠性、保安性、耐久性、持ち出されない、雨が降っても大丈夫などの項目に該当していないと対象になりません。

【子育て対応改修】CPマークについて

【子育て対応改修】CPマークについて

続いて、子育て対応改修の2つ目、「防犯性向上のための窓・ドア」ですが、開口部における断熱改修窓・ドアとも絡んでくる内容となります。

該当する窓やドアは、基本的にはCPマークがついてるものです。

このCPマークは国や各メーカーが協議して、定められた防犯性能試験に合格した製品にのみ使用が認められています。このマークがついている製品は、外部からの侵入を5分以上抑止できるという特徴があります。

【子育て対応改修】外窓交換のサイズについて

【子育て対応改修】外窓交換のサイズについて

外窓交換のサイズについては先ほどの開口部の窓改修と同じサイズになっていますが、防犯性の外窓交換についてはZEHレベルなどは関係なく、CPマークが付いている窓を選びさえすれば、この申請が対象となります。

【子育て対応改修】防犯性向上の外窓交換について

【子育て対応改修】防犯性向上の外窓交換について

また、開口部の断熱改修と重複での申請はできません。

開口部の断熱改修としてZEHレベルの吐き出し窓が31,000円の申請額、防犯性のCPマークあり34,000円の申請額のどちらも対象となる場合、どちらか一方を選ぶしかありません。

ただし、ガラス、サッシ、すべてCPマークの商品を選ぶと、申請額が高い分、商品の価格も高くなるので注意が必要です。

【子育て対応改修】防犯性向上のドア交換について

【子育て対応改修】防犯性向上のドア交換について

続いて、防犯性が高いドアに関しては、サイズは先ほどの話と同じです。

こちらも先程と同じく、「大」であれば開口部断熱での申請額よりも、防犯性向上での申請額が高いです。ただ「小」サイズ(勝手口のドアなど)に関しては、CPマーク付きよりもZEHレベルの勝手口を選んだ方が高いです。

こちらも先ほどと同様に開口部の断熱の補助金をもらいながら、防犯性向上の補助金をもらうことはできず、どちらか一方のみの申請となります。

【子育て対応改修】生活騒音への配慮(窓・ドア)について

【子育て対応改修】生活騒音への配慮(窓・ドア)について

続いて子育て対応改修の3つ目、「生活騒音への配慮した窓・ドア」についてです。

補助額としては、先ほど話した開口部の断熱改修における省エネレベルと同じ金額です。なので、あえて生活騒音ではなくて、開口部の省エネレベルを選んだ方が個人的には良いのかなと思います。

騒音の対策がされたガラスの対象商品に関しては、こどもエコすまい支援事業の公式ホームページに掲載されていますが、省エネと全く同じ金額です。

またこちらも生活騒音への配慮と、開口部断熱改修の2つを一緒に申請することはできませんので、どちらか一方の申請となります。

【子育て対応改修】生活騒音への配慮(内窓設置・外窓交換)について

【子育て対応改修】生活騒音への配慮(内窓設置・外窓交換)について

続いて子育て対応改修における「内窓設置・外窓交換」のサイズについてです。

こちらも開口部の断熱改修と全く同じで、補助額については省エネレベルであれば全く同一の金額となります。

ただZEHレベルを目指す場合は、開口部の断熱改修で申請すべきかと思います。

【子育て対応改修】生活騒音への配慮(ドア交換)について

【子育て対応改修】生活騒音への配慮(ドア交換)について

次に生活騒音への配慮(ドアサイズ)に関してです。

こちらも先程と同じように、ドア交換も開口部の断熱改修の省エネレベルと同じ金額です。ZEHレベルまで求める場合は、開口部の断熱改修で申請するのが良いかと思います。

【子育て対応改修】キッチンの対面化工事について

【子育て対応改修】キッチンの対面化工事について

最後に、子育て対応改修の4つ目「キッチンの対面化工事」です。

キッチンの対面化工事に関してはいくつか条件がありますが、まず既存キッチンの移設や、既設キッチンが対面の場合は対象になりません。

あくまで壁付けのキッチン等を対面化する工事が対象となります。

では、対面化とはそもそも何なのかというと、まずキッチンの定義がシンク・調理台・コンロ・換気設備これらが全てあるキッチンであること。

そして対面キッチンの定義としては、シンク・調理台・コンロの少なくとも2つの位置から、リビングまたはリビングの過半を見渡すことができること。

【子育て対応改修】キッチンの対面化工事の金額について

【子育て対応改修】キッチンの対面化工事の金額について

では、キッチンの対面化工事の補助額はというと、8万9000円です。

節湯水栓やビルトイン食洗機は、重複して上乗せできますので、両方つけた場合は11万円ぐらいの申請額になります。

掃除しやすいレンジフードや、ビルトインコンロという項目に関しては、重複での申請ができません。

キッチンの対面化工事を選んだ場合は、節湯水栓、食洗機のみプラスで申請できるのでご注意ください。

【防犯性向上】対象ガラスについて

【防犯性向上】対象ガラスについて

続いて、防災性向上改修についてです。

防災性の高いガラス交換や外窓交換をする前提になります。

YKK APの担当者に話を伺いまして、一般的なガラスの場合、透明ガラスがあり、空間があって、透明ガラスがあるという形ですが、そのガラス自体が、まず透明ガラス、フィルム、透明ガラス、そして空間があって、透明ガラスの形で1枚のガラスではなく、間に透明なフィルムを挟むことで防災性を上げています。

では、そもそも防災性とは何でしょうか。

屋根瓦の破片以上の飛来物が飛んできた時に、窓ガラスに穴が開かず、安全性を有することです。

メーカーが想定する合わせガラスの強度としては、6mの高さから4kgの鋼の球を落としても、ガラスを突き抜けない機能を持っているガラスを対象としているようです。

合わせガラスと呼んだりしますが、3ミリの透明ガラスに対して、60mil(ミル)のフィルを貼り、3ミリぐらい透明ガラスという構造です。

【防犯性向上】ガラス交換について

【防犯性向上】ガラス交換について

では、防災性向上におけるガラス交換のサイズに関してですが、今まで出てきたガラスサイズと全く同じです。
掃き出しや腰窓、滑り出し窓など大・中・小で定義されていて、先程の生活騒音も含めて価格を比較してみると、防災性の向上における補助額が一番大きいです。

皆様のお住まいで何を優先するかで、例えばZEHレベルかつ防災性も具備した商品を利用するのは全然問題ありません。ただどの項目で申請するかの話になりますが、今回は防災性の向上における申請額が高いものの、省エネやZEHレベル、生活騒音の向上など重複申請はできないので、お気をつけください。

【防犯性向上】外窓交換について

【防犯性向上】外窓交換について

続いて、防災性向上における外窓交換のサイズについてです。

こちらも先述した内容と同じです。

金額に関しては、防災性の向上における申請額が一番高いです。

飛来物などからお住まいを守るために、例えばリフォームでシャッターをつけるのも有りですが、シャッターまではという方はガラス交換や外窓の交換などで、防災性の高い窓をご検討いただければと思います。

【バリアフリー】対象の工事について

【バリアフリー】対象の工事について

続いてバリアフリー改修についてです。
バリアフリー改修に関して、4つの工事が対象となります。

1つ目が手すりの設置、2つ目が段差の解消、3つ目が廊下幅等の拡張、4つ目が衝撃緩和畳の設置です。

ちなみにこの衝撃緩和畳に関して、今回の補助金制度「こどもエコすまい支援事業」の前身「こどもみらい支援事業」においては数件しか申請がなかったようで、かなりレアな存在かもしれません。

【バリアフリー】各種工事の注意点

【バリアフリー】各種工事の注意点

それぞれの工事の特徴をお伝えします。

1つ目が手すりの設置です。

工事が伴うことが前提となりますので、自分で購入してテープ等で付けても対象にはなりません。

手すりの取付にあたり、ネジ等で取り付けることが必須となります。

2つ目が段差の解消です。

お住まい全ての段差を解消するという話ではありません。

勝手口の出入り口や、玄関の上がり框(靴を脱いで上がる1歩目)、脱衣所から浴室に入る時の出入り口などの段差を小さくする工事が対象となります。

なので、ユニットバスをつける場合はほとんど浴室の出入り口の段差解消が対象になるかなと思います。

3つ目が廊下幅等の拡張です。

介護用の車椅子などが通れるように、75cm以上と言われていますが、浴室の出入り口に当たっては60cm以上となっています。

ユニットバスを交換する場合は、ほとんど一般的な標準のドアであれば60cm以上ありますので、こちらも対象になるかと思います。注意点としては、通路幅の拡張を伴わず、単なるドア交換は対象外となります。

【バリアフリー】補助額について

【バリアフリー】補助額について

手すりの設置や段差解消に関しては、お住まいの中でいくつやっても一箇所の扱いとなります。

例えばトイレや洗面、階段、お風呂に手すりを付けたとしても、補助額は5,000円となります。

【エアコン】補助額について

【エアコン】補助額について

次が空気清浄機能、換気機能付きエアコンの設置についてです。

ダイキンなどが出している高機能エアコンです。エアコンの冷房能力に応じて金額が変わります。

対象商品はホームページでご確認ください。

【リフォーム瑕疵保険】加入について

【リフォーム瑕疵保険】加入について

続いて、リフォーム瑕疵保険等への加入についてです。

リフォームをお考えの方のほとんどがリフォーム瑕疵保険の対象となります。

そもそもリフォーム瑕疵保険とは、リフォーム工事の品質担保や万が一の場合、補修や再工事のための保険となります。瑕疵があるのに、リフォームしてもらった会社が倒産して対応できないという場合もリフォーム瑕疵保険での対応が可能となります。

【リフォーム瑕疵保険】補助額について

【リフォーム瑕疵保険】補助額について

リフォームを考える際に不安がある場合は、リフォーム瑕疵保険の加入をご検討いただければと思います。

リフォーム瑕疵保険の契約については一つの契約に対して7,000円の補助額となっています。

繰り返しとなりますが、対象の補助額が5万円以上で申請が可能となります。その点も踏まえてリフォームをご検討いただければと思います。

補助金額について

補助金額について

改めてリフォームの補助額についてのみご説明します。

1戸あたりの上限額が30万から60万となります。補助対象額が合計で5万円以上でないと申請できません。

補助金額について_開口部の断熱改修

補助金額について_開口部の断熱改修

続いて開口部の断熱は、ガラス交換、内窓設置、外窓交換の補助額に関しては、ZEHレベルと省エネ基準レベルとあり、大・中・小によって補助額が異なります。

またガラス交換に関して、別の補助金制度「先進的窓リノベ」があります。

こちらに関しては対象となる商品のレベルが高いのですが、その分補助額も高くなります。

補助金額について_開口部の断熱改修(ガラス交換)

補助金額について_開口部の断熱改修(ガラス交換)

次にドア交換に関してもZEHレベルと省エネ基準レベルとあり、大・小によって補助額が異なります。

先述しましたが、他の項目のガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換は重複申請ができませんのでご注意ください。

補助金額について_断熱材の利用

補助金額について_断熱材の利用

続いて断熱材の利用に関しては、例として2階建ての一軒家をフルリフォームした場合、外壁のすべてをZEHレベルで工事すると概ね15万程度、省エネレベルに関しては112,000円程度となります。

 

 

 

 

補助金額について_エコ住宅設備

補助金額について_エコ住宅設備

エコ住宅設備に関しては設置台数に関わらず、1戸あたり1つの申請となります。逆に設置台数に応じて対象となるのは節水型トイレと節湯水栓です。

 

 

補助金額について_子育て対応(キッチンの対面化改修)

補助金額について_子育て対応(キッチンの対面化改修)

子育て対応に関して、キッチンの対面化改修で申請される場合は食洗機と節湯水栓のみしか上乗せできず、ビルトインコンロやレンジフードは対象外となってしまうのでご注意ください。

補助金額について_防災性向上改修(ガラス交換)

補助金額について_防災性向上改修(ガラス交換)

防犯性向上に関しては、先程述べた生活騒音や開口部の断熱改修よりも、防災性の向上の対象となるガラスを使う方が補助額が多いです。

例えば飛来物からお住まいを守るために、シャッターの取付も可能ですが、防災性の向上のガラスをご選択いただくことも視野にいれていただければと思います。

補助金額について_バリアフリー改修について

補助金額について_バリアフリー改修について

バリアフリー改修に関しては、例えば手すりの取付をお住まいの中で数か所行ったとしても、1戸としてのカウントとなりますので、補助額は上がりません。

補助金額について_エアコン設置

補助金額について_エアコン設置

エアコンも高機能な商品を設置すれば補助対象となります。

補助金額について_リフォーム瑕疵保険

補助金額について_リフォーム瑕疵保険

リフォーム瑕疵保険は、1契約につき7,000円の補助額となります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

実際に申請できるのは2023年3月31日以降で、補助金額の合計が5万以上の申請が対象となります。

ご自身が考えているリフォームがどれだけの補助金対象になるのか、ZEHレベルなのか、省エネ基準レベルなのかと、こどもエコすまいの公式ホームページから検索してご確認いただき、この機会を最大限に活用して快適なお住まいがが実現できればと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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