リフォーム通信
2022/03/07
リフォームお役立ち情報【LIXIL】キッチンのレンジフードはどのようになっているのか?LIXILならではの回転ディスクでファンが10年お手入れ不要の特徴あるレンジフードです!
動画
キッチンのリフォームを考えたときに、皆様何を思い浮かべるでしょうか。 見た目や使い勝手の他にも、「お手入れ」というのは、キッチン選びのポイントかと思います。
今回は、主要なメーカーである5つのメーカーごとのレンジフードの違いをシリーズとしてご紹介させていただきます。
第四弾は、LIXILのレンジフードをご紹介します。
ファンが10年間お手入れ不要のCSLシリーズ よごれんフードについてもしっかりお話させていただきます!
なぜ10年間、ファンをお手入れ不要とできるのか、実際にお手入れをする箇所はどのような特徴があるかなどをご説明しています。 リフォームをお考えの方は是非とも御覧ください。
【メーカー横断シリーズなので他メーカーの動画も存在します】
■レンジフードの違い
・タカラスタンダード https://youtu.be/ZkVBdpcKojc
・クリナップ https://youtu.be/kIdFDbcxV-Y
・TOTO https://youtu.be/37coSBgMou4
・LIXIL ※この動画となります https://youtu.be/oeP7zgmWt-k
・パナソニック https://youtu.be/_2fKY9USUFQ
目次
- 0:00 メッセージ
- 0:23 動画の概要
- 0:50 ASRシリーズについて(普及品)
- 1:00 ASRシリーズの機構について
- 2:54 SERシリーズについて(上位機種)
- 3:05 SERシリーズの機構について
- 3:31 SERシリーズのファンについて
- 4:03 CSLシリーズ よごれんフード(最上位機種)
- 4:15 よごれんフードの10年間お手入れ不要について
- 4:28 よごれんフードの機構について
- 5:37 よごれんフードの10年間お手入れ不要の仕組みについて
- 6:44 よごれんフードの回転ディスクお手入れについて
- 7:29 油性マジックを用いた回転ディスクの清掃性試験
- 8:35 回転ディスクの働きについて
- 9:35 LIXIL担当者にとって「レンジフードとは?」
- 10:23 動画のまとめ
- 11:53 山口建設のご紹介
動画 内容説明
シリーズとして各社レンジフードについてご紹介させていただきます。
第4弾となる今回はLIXILのレンジフードです。
本日は新宿にあるLIXILショールーム東京にお伺いしておりまして、LIXILの豊岡さんと一緒にお話ができればと思います。
LIXILにおける主要なレンジフードは3種類あります。
まずはお求めやすい価格のレンジフード「ASRシリーズ」からご紹介させていただきます。
整流板を外すと、まずプレート状のオイルフィルターがあります。
このオイルフィルターが油分を含んだ空気からオイルを吸着します。
中にはファンが入っておりまして、まずオイル受けを外し、ネジを回して外し、ファン本体を取り外すことができます。
このファンには油が付きづらくなる加工は施されていません。
整流板、オイルフィルター(2個)、オイル受け、ファンの4つの部材で構成されています。部材も多く、油がつきづらい加工も施されていないレンジフードとなります。
次に一つレベルアップをすると、こちらが「SERシリーズ」となります。
まず整流板を外して、そのあとオイル受けは引っ張るだけで取り外しが可能です。
先程はネジ止めでしたが、今回はボタンとなります。
このボタンを押しながら引き抜くことで、ファン本体を取り外すことができます。
そして、このファン自体には撥油の加工が施されています。
SERシリーズにおいては、ファン含めても部材がたった3つだけとなります。
そして最高級グレードのレンジフードが「CERシリーズ よごれんフード」です。
10年間ファンとフード内部のお手入れが不要になっています。
SERシリーズでは、ファン自体が取り外せる形になっていましたが、この「よごれんフード」の場合は、ファンが中に内蔵され、お手入れ不要のため取り外しができません。
整流板を外すと、油受けの取り外しが可能で、油受けの先に回転ディスクが設置されています。
取り外し可能な部材は、整流板、オイル受け、回転ディスクとなり、ファンを除いて合計3つの部材を外すことが可能です。
また回転ディスクが油分の90%をキャッチするため、お手入れが10年間不要となっています。
油受けや回転ディスクは水と非常になじみやすい素材で親水性に富んでいるため、洗剤がなくても水だけでしっかりと油汚れを落とすことができます。
一般的なレンジフードには、このようなディスクついていません。
LIXILの場合は中のファンに、いかに油を行かせないかということで、このディスクの回転によって油を全て受け止めて、油受けにオイルが入ってくるという構成になっています。
これで全体の90%の油を受け止めていますが、撥油性の加工が施されているため、お手入れがしやすくなっています。
では、この回転ディスクのお手入れのし易さついても見ていきたいと思います。
では、よごれんフードCLSシリーズについて、10年お手入れ不要の所についている回転ディスクがいかに撥油性が高くて、親水性に富み、お手入れがしやすいかをご覧頂こうと思います。
油性マジックを利用して、清掃性の実験をしてみたいと思います。
まずマジックの太い方で書いてみまして、水だけでどれだけ落ちるのかを見てみます。
水をかけるだけでは落ちませんが、水をかけながら手でこするだけで油性ペンがみるみるキレイに落ちていきます。
回転ディスクが約90%の油分を吸着しますが、その回転ディスクについた油分はスポンジなどで軽くこすれば簡単に落ちます。
今回はLIXILのレンジフードの特色を話させてもらいました。
少ない部品かつ全自動でお手入れが10年間不要というのが一番の特徴になっているかと思います。
ここまで豊岡さんに色々なお話を伺ってきましたが、豊岡さんにとってレンジフードとはどういうものでしょうか。
「レンジフードとは毎日お手入れする場所ではないですけれども、いざお掃除する時に、非常にストレスがたまるところかと思います。
そういったストレスをできるだけ無くして皆様が快適に過ごしていただけるよう、lixilとしては商品を提供させて頂きたいと思っております。」
豊岡さんが仰るように、年に1回から月に1回など頻度は様々かと思いますが、その時に少しでもストレスを軽減してお手入れをしやすくすることが非常に重要なところかと思います。
10年をお手入れ不要という謳いですが、私の記憶が確かならばLIXILが一番初めにレンジフードの回転ディスクのお手入れが10年間いらなくなるというお話だったかなと思います。グレードごとにどのような機能が増えいくのかを段階を追って説明させていただきました。ファンは一部外せるメーカーもありますが、ファン自体は外せない代わりに手前の部材のところで、油をしっかり吸収する特色がありました。
部品自体に実際に油性マジックを使って見ていただくことで、油弾いて、汚れが落としがやすいということがお分かりいただけたかなと思います。
さてレンジフードシリーズは一番最初はタカラスタンダードから始まり、第二弾がクリナップ、第三弾がTOTO、そして今回の第四弾がLIXILについてお話をさ
せていただきました。次回、最後となる五弾目にはパナソニックのレンジフードについてご紹介させていただきます。
リフォームをお考えの皆様に少しでもブラスになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!