リフォーム通信
2021/07/21
リフォームお役立ち情報【トイレ編】リフォーム営業マンに、リフォームで一つだけ聞くなら何を聞くべきか？トイレを含むリフォームを進める場合に、そのリフォーム営業マンがどこまでわかっているかのポイントをご紹介します。
動画
【トイレ編】リフォーム営業マンに、リフォームで一つだけ聞くなら何を聞くべきか？トイレを含むリフォームを進める場合に、そのリフォーム営業マンがどこまでわかっているかのポイントをご紹介します。（10分54秒）
トイレのリフォームを実施する場合。
果たして、そのリフォームの営業マンがどこまでトイレのリフォームを理解できているのか、どこまで安心してリフォームをお願いすることが出来るのか？
リフォーム会社目線で、聞くべきポイントを1つにしぼって解説してみます。
トイレを含むリフォームをお考えの方は必見です。
動画目次
動画の説明
リフォーム営業マンに一つだけ聞けるなら何を聞くべきか、トイレ編としてお送りします。
リフォームをお考えの際に、担当してくれているリフォーム会社の営業マンが、本当にトイレのリフォームについてわかっているかどうかのポイントを解説します。
施工性の概念から今回のポイントを検討しました。
会社によっては、営業と、工事で別れている場合もありますのでその場合は、その限りではありません。
トイレのリフォームの際に、必要最低限としてわかっているかどうかの判断ができるポイントは「一般的な排水芯はいくつですか？」と考えます。
そもそも排水芯とはなにかというと、トイレの排水が行われる箇所を示したものです。
トイレ背面の床から、トイレが排水される管路の中心までの距離を排水芯と呼んでいます。
便器それぞれで固有の値を持っています。
年代に応じて、様々なトイレが発売されており、トイレごとに排水芯というのは個別でバラバラでした。
いくつかのメーカーをみても、同一のメーカー内でもトイレの機種によってばらつきがありました。
しかしながら、現在は、ご覧のように、緑の丸が、排水芯となりますが、メーカーとして200mmを排水芯として指定されています。
一般的な排水芯については、ご覧いただいたように、200mmが一般的な排水芯となっています。
この答えが出てくれば、トイレのリフォームにおいて、必要最低限の施工の知識がわかっているかどうかの判断になると考えられます。
それでは、排水芯が200mmでないときは工事ができないか？というと、そうではありません。
一般的な排水芯が200mmとして設定されていますが、昔のトイレを考慮して、可変式で排水芯の設定ができるような状態となっています。
大規模な工事であれば、排水芯が異なる場合は、床を開口して、床下にある排水管自体を切り回しをして、排水芯自体を200mmに変更して工事したほうが効率期に工事ができます。
しかしながら、トイレのみの工事として、工事の範囲自体をできるだけ短縮したいなどのご要望がある場合は、トイレ側で排水芯が200mmではない場合も対応が可能です。
各種メーカーで呼称はありますが、リモデル対応便器などと呼ばれ、一定の範囲の排水芯をカバーできる部材が存在します。
資料赤枠の中にあるように、排水芯が305mm～405mmであるトイレが過去に存在しました。
通常で考慮されているのが排水芯が200mmのため、基本的な状態ではトイレの設置ができません。
そのため、リモデル対応便器としては、TOTOのネオレストAH / RH / DHタイプは、305mm～435mmまではリモデル対応が可能となっています。
繰り返しとなりますが、規模の大きな工事においては、床を開口して、床下の排水管自体を切り廻し、排水芯自体を200mmに変更することがほとんどです。
ただし、トイレのみのリフォームなどでは、床の開口をしない場合もあり、既存の排水芯を考慮したトイレの設置が必要となります。
過去のトイレでは、540mmなどが排水芯となっているトイレも有り、確認が必要となってきます。
先程のリモデル対応便器を利用し、さらに、施工時に便器を前にだすことで540mmまで対応が可能となったりもしていますが、トイレ内の有効活用と考えると、ここまでいくと排水芯を移動させて方が好ましいのではと思います。
皆様もトイレのリフォームをお考えの際に、是非、トイレの一般的な排水芯を聞いてみて下さい。
そこで200mmという返答があれば、トイレの施工について必要最低限の理解はできているのかと思います。
是非とも確認をしてみて、皆様のリフォームがよりよいものになるように活用してください。