リフォーム通信
2022/01/08
リフォーム商品紹介 リフォームお役立ち情報【パナソニック】キッチンのシンク・排水口周りはどうなっているのか?お手入れで気になる箇所を徹底検証!カタログでは分かりづらい実機を用いて機種ごとを比較してみましょう。
動画
キッチンを色々と調べると、形やデザイン、便利な機能など、様々な情報が溢れていると思います。
しかし、何気に情報がないのが、シンクの排水口周りがどうなっているのか、というと実機を見ないと確認できない事が多いのも事実です。
排水口周りの、臭気止めである嫌な匂いがあがってこないようにするトラップの構造とともに、どのような構成になっているかをしっかりとご説明します。
キッチンをご検討されている方は必見です!
目次
▼『ラクするーシンク』について
- 0:24 ラクするーシンクにおける排水口
- 1:28 パナソニックの臭気止め(トラップ)
- 2:30 ラクするーシンクにおける網皿の特徴がある形状
- 3:18 ラクするーシンクのすごピカ素材
- 3:51 すごピカ素材の汚れ落ち試験
- 4:35 カウンター材とシンク部の接合部の一体感
▼『ラウンドアクセスシンク』について
- 5:23 ラウンドアクセスシンクにおける排水口
- 6:15 ラウンドアクセスシンクにおける網皿の特徴がある形状
- 7:04 ラウンドアクセスシンクの特徴
- 7:45 網カゴの用途に合わせた設置の仕方
- 8:20 カウンター材とシンク部の接合部の一体感
- 8:45 グラリオカウンター
▼『スキマレスシンク』について
▼終わりに
動画 内容説明
本日はパナソニックにお伺いしておりまして、キッチンの排水口に着眼点を当てて細かな所まで皆様にご紹介できればと思います。
今回はパナソニックの伊藤さんと一緒にお話させていただきます。
早速ですが、パナソニックのキッチンには、いくつかシンクの種類がありまして、そのシンクの種類ごとに、排水口の特徴についてそれぞれご紹介できればと思います。
まずは『ラクするーシンク』についてご紹介します。
このシンクにおける排水口の特色は、フタ・網カゴ・排水用目皿の全てがステンレス製になっています。
※フタの裏側は樹脂製となっています。
また排水口は手の届く範囲で掃除しやすい仕様です。他メーカーさんだと臭気止めとしてトラップがありますが、パナソニックの場合はシンク内ではなく、シンク下で臭気止めしています。
「エストラップ」と言われる機構でS字に曲がることで臭気止めとなっています。
メーカーによっては、「ワントラップ」などシンク内に部材がある場合もありますが、パナソニックは全てシンク下で臭気止めをしているため、シンク内にはトラップ用の部材は不要となっています。
網カゴにも特色がありまして、底面が斜めになっているため、食べ残しや野菜の切りくずが集まりやすく、捨てやすくなっています。
他にも『ラクするーシンク』には、スゴピカ素材という特徴もあります。
スゴピカ素材は、有機ガラス系の新素材で汚れが落ちやすく、傷に強いです。
さらにエンボス加工も施されているのも特徴です。
では、汚れにどれだけ強いかマジックを用いて見てみましょう。
マジックでシンク底面に丸を書きましたが、中性洗剤など使わずにスポンジなどを使って水を流すだけでキレイに消えてしまいました。
またキッチンのカウンター材とシンクは異なる材料を接合していますが、職人の手により隙間を研磨し、接合部がわからないほど一体化に見えるよう仕上げています。
手で触ってみても全く遜色なく、つるつるの状態ですが、こうなるまでなんとサンドペーパーを30枚も利用し、接合部を研磨しています。
続いて2つ目は『ラウンドアクセスシンク』です。
先程のラクするーシンクのフタは裏面が樹脂製で出来ていましたが、今回の『ラウンドアクセスシンク』はフタの裏面も全てステンレス製で出来ています。
網カゴも同じくステンレス製で、底面が斜めになっており、食べ残しや野菜の切くずを集めやすく、捨てやすい形状となっています。そして、排水用目皿もステンレス製です。
臭気止めは同じく、シンク下のS字トラップとなっています。
『ラウンドアクセスシンク』は、ラウンドというその名の通り、どこからでもシンクが利用できる仕様となっています。
お住まいの環境によって異なりますが、三方向からシンクの利用が可能です。
また水切りカゴは用途に合わせて、右側に全部のせたり、場所を入れ替えたりと、自由に持っていくことができます。
ラクするーシンクと同じく、サンドペーパー30枚も使用し研磨しているので、カウンター剤とシンク部分が隙間なく接合し、つるつるの状態です。
そしてカウンターは当社一押しの『グラリオカウンター』です。
特徴としては、触るとつぶつぶとした感触がありますが、天然の雲母を埋め込んで製造しています。
硬さは9H ありまして、耐熱温度も350度もあります。
例えば、熱いお鍋を置いてしまっても、問題なく、強い耐久性を持っています。
この『ラウンドアクセスシンク』が利用できるのは、最高級クラスのキッチン『L-CLASS』シリーズのみとなっています。
3つ目にご紹介したいのが『スキマレスシンク』です。
網カゴの一部分は樹脂製ですが、網部やフタはステンレス製で、網カゴは先程と同じく斜めの形状で食べ残しや野菜の切くずを集めやすく、捨てやすい仕様となっています。
先程二つのシンクには排水用の目皿がありましたが、今回は仕切りのみで目皿として取り外しはできない形になっています。なので、奥側を掃除するのは少し手間取るかもしれません。
臭気止めは同じくS字トラップでシンク下で構成されています。
では、どのあたりがスキマレスなのかということですが、カウンター材とシンクの間の隙間がないことが所以しています。この『スキマレスシンク』は全てのグレードのキッチンにおいて採用可能です。
今回はパナソニックのキッチンにおける排水口についてご紹介させていただきました。
1つ目の『ラクするーシンク』においては、一部樹脂製(フタの裏)ですが、ほかはステンレス製となっており、スゴピカ素材により汚れや傷に強いのが特徴でした。
2つ目の『ラウンドアクセスシンク』においては、最高級のキッチンL-CLASSのみでしか採用できないシンクで、ラクするーシンクと同じような機能と特徴に加えて、どこからでも(三方位から)使用可能です。
3つ目の『スキマレスシンク』においては、全てのグレードで採用可能なステンレス製のシンクです。
では、毎度お馴染みの質問になりますが、伊藤さんにとってキッチンの排水口とは何でしょうか。
「当社の場合で言えば、シンク内のエンボス加工について先程お話しましたが、表面がつるつるしていることがヌメリが付着しにくくなっています。そういった細かい気遣いが排水口でも重要になると思います。」
今回はパナソニックのキッチン排水口についてお話させていただきましたが、キッチンのリフォームをお考えの皆様に少しでもお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。