リフォーム通信
2024/08/30
リフォーム商品紹介お客様の暮らしに寄り添う【トクラス】が培ってきた技術力や歴史をご紹介!“お客様ファースト”をベースとした圧倒的な技術力を誇る「塗装」や「人造大理石」時代ごとにお客様の毎日に寄り添う進化を遂げたメーカー
動画
【トクラス】長い歴史を誇るキッチンや浴室、洗面化粧台の住宅機器製造メーカー。創業以来、大切にしているのは独創的なものづくりの精神です。
時代ごとに進化し、お客様に新しい“暮らしの価値”をご提案。類を見ない驚きの塗装技術や人造大理石の製造技術は一見の価値があります。
今回はトクラスの変遷をメーカー担当者と共にお届けします!
目次
動画 内容説明
本日は、キッチン・浴室・洗面の住宅設備機器メーカーであるトクラスの新宿ショールームに来ております。知る人ぞ知る、トクラスの歴史や匠の技術について、メーカー担当の木原さんと一緒にお届けします。
さて、トクラス新宿ショールームの2階には、トクラスギャラリーがあります。
このギャラリー内には、トクラスの歴史や技術について知ることのできるパネルや作品が多く展示されています。
壁に飾ってあるパネルは、上がキッチン、下がユニットバスとなっており、それぞれの変遷を分かりやすく見ることができます。まず、キッチンから見ていくと、1887年にオルガン製造が始まりました。
1980年代に、音楽のイメージが強いヤマハに社名が変更されました。元々はオルガンの修理から始まり、そこから色々なモノを作っていったのがヤマハとなります。その中の住宅設備部門が今あるトクラスとなります。
木工技術としては戦時中に木造プロペラの製造にも携わってきました。当時、資源が枯渇したことにより政府から木造プロペラの依頼が始まりました。このプロペラの形状や精度には非常に高度な技術が必要でした。
1931年に貴族院(現参議院)議事堂の内装工事を行いました。国会議事堂でもお馴染みですが、現参議院の内装工事を国から依頼されることもありました。
1975年トータルコーディネートの幕開けとして、システムキッチンや家具の販売をスタートさせています。この頃から住宅に目を向け、フルオーダーで壁面収納やシステムキッチン、システムバスなども作り始めました。
1976年には、国産初の人造大理石カウンターの製造を開始。今では主流になっている人造大理石のカウンターですが、トクラスが初めて人造大理石を載せたシステムキッチンを発売しました。
続いてユニットバスの方も見てみたいと思います。
昔から振り返ってみると、1959年にFRP製アーチェリーの発売が開始されました。FRPの加工技術でこのようなスポーツ用品を作っており、1961年にはFRP素材で折れないスキー板をつくりました。アーチェリー、スキー板、ボートと色々なモノに着手しています。
FRP素材は水に強く、ボート等を作っていましたが、スキー板やボートは季節によって工場の稼働時期に波があり、工場の稼働を安定させたいことから、FRP技術を活かした“バスタブ”の発売が開始されました。
1984年には人造大理石バスタブ「スクラン」の開発に成功し、発売が始まりました。人造大理石は肌触りが良く、汚れがつきにくく、美しさと耐久性を兼ね備えています。
人造大理石はFRPよりも優れた素材であったため、それを活かした商品開発を行ったことがきっかけになります。
2000年になると、業界初のエルゴデザインのバスルームが発売されます。今までは真っ直ぐな浴槽が一般的でしたが、少しRがかった瓢形のようなバスタブが誕生しました。
背もたれ側が広く取れるという特殊な形をしており、人間工学(エルゴノミクス)を基本に追求されたデザインです。
続いて、トクラスが誇る塗装技術についてお話いたします。
この塗装技術の一端となる作品がギャラリーには多く展示されています。職人が1つ1つ作っており、例えば鉄に見えるスパナも塗装技術で本物のように見せています。
持ち上げてみると非常に軽く、実は木で作っており、加工しています。
展示品の1つである包丁に関してもまるで本物のような見た目ですが、木から作られています。
本物に見える形を作ることもすごい技術ですが、塗装技術による仕上がりが素晴らしく、錆びを表現する場合も、海辺にあるような錆であったり、陸の錆だったりと塗装で細かな違いをこだわって表現しています。
続いて、少し違うモノもご紹介いたします。陶器に見える器も実は発泡スチロールで出来ています。実は発泡スチロールは熱に非常に溶けやすい物体なので、低温で塗装する技術になります。
続いて、職人が塗装した絵の特色を見ていきます。
絵自体も職人さんが描いてくださっており、非常に美しく仕上がっていますが、真ん中にある月には実は特殊な塗料を塗っていて、ブラックライトを当てると光ります。
これからの技術として、例えばキッチンのカウンターだったり、扉に応用したり、後は浴室の中をムーディーな感じにできたりと、思考錯誤の中で技術を試しています。
続いて、花瓶です。
人造大理石で出来た花瓶になっています。模様を人造大理石でうまく表現するのはなかなか難しいのですが、トクラス独自の技術で製造しています。
一般的に人造大理石は一色で塗り潰すパターンが多いのですが、こちらは光を当てると透過性の高い人造大理石で、透けて見えます。
一般的なメーカーの人造大理石は、ガラス繊維を含むことで見えない隙間があり、汚れなどが入り、色落ちしづらいことがあります。
トクラスの人造大理石はガラス繊維を含まない独自の人造大理石なので、汚れても、表面だけで掃除しやすく、美しいデザインのままキレイに長く使えることがポイントになります。
続いて、トクラスの塗装技術にポイントとして、数多くの展示品からいくつかピックアップしてお話します。
まずこちらはタイルではありません。人造大理石になっておりまして、1つ1つが元々はバラバラになっていて、それを1枚の板に仕上げました。
実際に触っていただくと、継ぎ目もないような形になっています。この技術は例えばカウンタートップとシンクの接合の所に使われていますし、お手入れのしやすい一体成型のようなカウンターが作れます。
他メーカーによっては、カウンターとシンクの継ぎ目が残ってしまい、ゴミが詰まることもあります。
次の作品は1枚の人造大理石に“フリット”と呼ばれる模様を入れており、単色で塗りつぶしてる場合が多い人造大理石の中でデザイン性に優れていることが分かります。
次に「青の洞窟」は塗装技術で、木に塗装していますが、奥行きを職人の技術により出しています。何度も塗って、何度も乾かしてを繰り返し、3Dフィルムを貼っているかのように見える高級感のある仕上がりです。
本日ご紹介したのは一端ではありますが、トクラスの塗装技術の凄さをご紹介することで、今後リフォームをご検討されている皆様に少しでもお役に立てれば幸いです。
では、木原さん、最後にメーカー担当者への無茶振り質問をさせていただければと思います。
トクラスの利点や魅力は数多くあると思いますが、端的に一言でトクラスの良さを表現すると何でしょうか。
「そうですね。確かな技術で、長く、“お客様のまいにちと・ 暮らす(トクラス)”社名の由来の通り、確かな技術でお客様と長く寄り添い、新たな生活価値を提供させていただきます。」
お客様ひとりひとりの暮らしに寄り添うという素敵な社名も含めた素敵な表現ですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!